今回は、紫微斗数に出てくる主星の中で、太陽と太陰についてちょっとお話ししようと思います。
太陽:属火・陽・南北斗中天
十二支|子|丑|寅|卯|辰|巳|午|未|申|酉|戌|亥|
輝 度|陥|陥|旺|廟|旺|旺|旺|得|得|平|陥|陥|
太陽そのものって感じの星です。明るく天真爛漫。サッパリしていて、好感を持たれやすい人になります。男性的な性質を与えるため、女性の場合は、古来からの女性的な色気が薄い傾向にあります。統率力があり、行動力が長けているため、リーダーとしての才能があります。しかし、目上からの指図などは好まないようです。
太陽星は、星の輝度によって運勢に雲泥の差が生じます。旺廟していれば、行動力と統率力、持ち前の明るさが功を奏し、政治や建設業、法律関係といったお堅い職業から、芸能界などの特殊な職業まで、あらゆる分野で成功しやすいですが、平陥していれば、幼少の頃に父親と生別死別していたり、天真爛漫さが却ってワガママになって、人生航路に波風が立ちやすかったりします。
太陰:属水・陰・南北斗中天
十二支|子|丑|寅|卯|辰|巳|午|未|申|酉|戌|亥|
輝 度|廟|廟|旺|陥|陥|陥|陥|陥|利|旺|旺|廟|
月の光のような感じです。女性的な人で、柔和な印象を与えます。男性が太陰を命宮や遷移宮に持つと、男性らしさが薄く女性的な雰囲気を持っていることがあります。また、異性との接触が多くなります。デリケートで繊細。引っ込み思案で奉仕の精神があります。芸術文化、学術に高い才能があり、化科がつくとそういった分野では成功も夢ではありません。
凶星と同宮するのを嫌います。陀羅やケイ羊と同宮すると人生に挫折感が出てきます。
太陰も、星の輝度によって運勢に雲泥の差が生じます。旺廟であれば、博学多才で柔和な印象が、豊かな人間関係を作り出し、交友が増えて援助を得やすかったりします。失陥していれば、母親との関係が薄かったり、繊細さが鋭くなりすぎて周囲とのリレーションを断ったりしやすくなったりします。
太陽と太陰は対をなし、中天と分類されます。中天は、後日改めて話しますが、大限や流年にめぐった場合、その期間全部に影響を与えます。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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