2015年10月23日

遷移宮の状態

いつもお読みいただきましてありがとうございます。

紫微斗数では、命宮が一番の要ですが、遷移宮も重要です。命宮に次いで重要だと言っても過言ではないでしょう。

というのも、遷移宮はその人の対外的行動全般を看る宮です。人に見せる顔、外出先での行動、人から見た印象など、これらは遷移宮の管轄です。

遷移宮の状態が良ければ、まず人から良い印象を持たれやすいです。星の種類によっては相手に幸福感も与えます。外出先で幸運を感じやすくもなります。

例えば、遷移宮に太陽星が旺廟する場合、外では燦然と輝く太陽の如く明るさを振り撒き、高い行動力から人を引っ張ることもできるので、自然と人脈が出来上がります。支えてくれる人も得られやすくなります。しかも、これが辰宮であるなら、命宮の戌には太陰星が旺廟するので、女性であれば明るさと淑やかさのギャップから、男は萌えてしまいます。

もうひとつ。命宮に破軍星が居ても、遷移宮に天相星が旺廟して入っているなら、癖のある破軍星も良く見られます。破天荒でめちゃくちゃでも、他人には優しく奉仕を惜しまないので、対人関係も苦ではなくなるのです。

こんな感じで、遷移宮の状態が良ければ、良い結果を期待できます。

しかし、状態が悪ければ、反対のことが起こり得ます。

例えば、命宮に廉貞星が旺廟していても、遷移宮の貪狼星が平和していては、せっかく損得勘定に優れて実行力に長けていても、他人から見れば自分の深すぎる欲望を満たすための行動にしか見えず、自分も、高い実務能力があるのに外見を派手に繕ってチャラチャラした行動をしてしまうので、その能力が評価されにくく損をしてしまいます。

遷移宮が無正曜でも同じです。他人に対しての接し方がいまいち分からずグダグダしたり、命宮をそのまま他人に反映させてしまうので、自分の価値観を他人に押し付けたり、生まれ故郷から離れれば離れるほど、人生は暗転していきます。

こんな感じで遷移宮の状態が悪ければ、他人からの評価、他人との接し方、外での行動、外部から得られる運気が悪化してしまうのです。

しかし、遷移宮の状態が良くても化忌があったり、六殺星があれば、一つの人間関係は良くてももう一つの人間関係は悪かったり、対人関係は良くても外出先で事故や怪我をしたりします。僕がそうです(遷移宮太陰星廟と陀羅星陥)。

逆に遷移宮の状態が悪くても化禄があったり、禄存や右弼左輔などがあれば、最悪な人間関係の中に一人の味方が現れたり、救世主が現れたりします。

また、遷移宮はその人の対外的行動全般を意味することから、家族や恋人、配偶者との接し方も含まれます。たとえ田宅宮や父母宮が悪くても、遷移宮が良ければ家族間の関係は良好ですし、夫妻宮の状態が良くても遷移宮が悪ければ、恋人や配偶者との関わりは悪くなります。逆もしかり。特に夫妻宮は、遷移宮の三合宮なので密接な関係にあります。

こんな感じで遷移宮は、とてつもなく重要な部分です。僕の親戚に、遷移宮無正曜がいますが、確かに移動が多くなれば多くなるほど、運勢に陰りが出てきています。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2015年10月17日

三方四正

いつもお読みいただきましてありがとうございます。

紫微斗数で人を知るとき、最も重要なのが命宮ですが、重要というだけで命宮だけ看ても深く知れません。

その人の特徴を知るには、命宮に加え、財帛宮、官禄宮、遷移宮、兄弟宮、父母宮も含めて解命する必要があります。

財帛宮と官禄宮は、命宮から見て正三角形の位置、即ち三合の位置にあり、遷移宮は、命宮の反対側にあります。兄弟宮と父母宮は命宮の隣にあります。これらの宮を三方四正と言います。

しかし、兄弟宮と父母宮は、文曲文昌、左輔右弼、天魁天鉞、地劫天空など、双星とされる星が入った場合のみ適用します。

例えば僕の場合、命宮が丁巳で天機星独主(主星が1個だけのこと)、三方四正の関係である財帛宮の乙丑には巨門と天同が同宮、官禄宮の辛酉は無正曜、遷移宮の癸亥には太陰が独主しています。

これらの星も命宮、即ち自分自身に影響を与え、性格や思考様式、才能などを作り上げます。

僕の場合は、命宮の天機星をベースに巨門と天同、太陰が性格や才能などを作り上げます。

しかし、紫微斗数では主星のみでは詳しくわからないので、副星や四化星、乙級星も含めて看ます。僕の場合は、天鉞、文曲、文昌、化科、化権、ケイ羊、陀羅、天刑も含めて解命します。

この三方四正の概念は、命宮だけでなく他の宮でも用います。例えば、子女宮を本宮とした場合、父母宮と交友宮、夫妻宮と財帛宮、田宅宮が三方四正となり、自分の子供がどんな仕事をし、どんな風に他者と接するかなどを知ることができます。

今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 01:13| Comment(3) | 紫微斗数 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月14日

紫微斗数で看る恋愛

image:75989

いつもお読みいただきましてありがとうございます。蝙蝠です。

占い関係で最も多い依頼は、ダントツで恋愛です。相手の気持ちがわからないとか、相性とか、如何せん相手がいるので、不安になることが大きい。

残念ながら、紫微斗数では相手の気持ちはわかりません。しかし、どのようなタイプの人と縁があるのか、どんな恋愛関係が築けるのか、結婚後は安泰か、などのことはわかります。

紫微斗数で、恋愛とか結婚とかを看る部分は夫妻宮です。ここを中心に看れば良いのです。

僕の場合は、夫妻宮に太陽と天梁が廟で入っています。なので、太陽の性質を持つ人か天梁の性質を持つ人と縁があると読めます。

さらに、最も輝いている廟なので、良縁を得やすく、仲睦まじい夫婦になりやすいと読めます。なんか、嫉妬されそう……。けど、太陽の性質を持つ女性なので、僕は尻に敷かれそうです。また、天梁が自化権しているので、僕の奥さんは相当な権力を持っていそうです。

それだけではありません。僕の夫妻宮の十干から僕の命宮天機に、化禄が飛んできます。化禄が飛んでくるということは、僕は奥さんのおかげで、富を得たり発展したりするということもあります。奥様さまさまです。

これだけ良いことづくしだと、尻に敷かれて当然ですね。結婚後も非常に安泰したものになりそうです。これだけ夫妻宮の状態が良い命盤はなかなかないです。

非常に、僕の自己満足みたいで、嫉妬されそうなことばかり書いてしまいましたが、僕の命盤の夫妻宮を素直に偽ることなく看ると、こんな感じなのです。

真実を知るのは怖いかと思いますが、自分の恋愛とか結婚とか、どんな感じなのか覗いてみても面白いと思います。以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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