紫微斗数には、来因宮という宮があります。三合派にはこの概念はありませんが、欽天派にはこの概念があります。
来因宮というのは、「前世未了之因縁」を示します。簡単に言えば、前世でできなかったこと、前世でしてこなかったことが、来因宮で判るということです。
来因宮というのは、12ある宮のどれかになります。生まれた年の十干と同じ十干のある宮が来因宮になります。また、子宮と丑宮は来因宮にはなりません。僕の場合、生まれた年の十干が癸ですから、癸のある遷移宮が来因宮になります。
前世で未完だったことが示されるため、僕を例にすると、遷移宮に関わることが未了であったということが判ります。外出、人との関わり、といったことが未了だったのでしょう。また、遷移宮は夫妻宮や福徳宮と三合関係になるため、婚姻や精神といった事柄も絡むかと思います。
前世でしてこなかったことが示されるため、現世では、それが課題になります。やらなければならないことが示されるのも来因宮ということです。
僕の場合、家に引きこもることなく、外へ出て様々な人と出会うことが課題ですね。
僕は前世というのはないと考えていますが、現世でやらないといけないことがあるというのは、ひしひしと感じています。
人は何か課題を持って生まれるというのは、確かなようです。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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