2015年05月28日

進路・適職の見方

前回に続き、応用的な部分を説明します。今回は、進路・適職についてです。

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まず、適性について定義します。小山内彰先生が考える適性とは、

「当の本人がその職業に関わる中で、幸福感や充実感を感じるとともに、将来に対する希望を醸成できること。」

とされます。つまり、

本人が何をもって幸福に感じるかが大事なのです。

「やりがい」とか「充実感」とかの感じ方は、人によって千差万別です。四柱推命では、このような違いを踏まえ、さらに時間の経過も加えて、適性を考えます。

適性判断の見方は、2つあります。

1.五行の性質
2.通変の性質

です。まず、五行の性質からいきます。

五行の性質で看る場合、各五行に含まれる五常で看ます。各五行には、木=仁、火=礼、土=信、金=義、水=智、といった五常が含まれ、これらは2つに分類することができます。

木、水=情緒性
火、金=論理性
土はどれにも属しません。

これらを基に、適性を考えると、

四柱八字に木、水が多い→芸能人、音楽、接客業、営業、カウンセラー、教育…etc.
四柱八字に火、金が多い→ICT、エンジニア、医療、科学、経済、法律、労務…etc.

のようになります。この視点による適性判断は、本人は自覚している場合がほとんどで、向かない職業を選ぶことはないです。


次に、通変の性質による見方です。

日主に隣接する通変で判断します。通変で判断する場合は、本人の幸福感が深く関わります。

印と財が隣接する場合、職業選択をする時の基準は、安定となります。公務員や大企業など、安定感のある就職先を望みます。そして、それに伴って、「給料が高いこと」「休暇をしっかりとれること」「福利厚生がしっかりあること」などが、職業選択時の条件となります。

官殺と食傷が隣接する(=剋洩交加)場合、職業選択をする時の基準は、やりがいとなります。飽くなき冒険心を持つので、給料とか休暇、福利厚生とかの視点は二の次です。働いて、やりがいを感じられれば、それで良いと考えるのが剋洩交加の人です。そもそも、剋洩交加の人は、企業で働くことが肌に合わないので、就職せず独立自営を選び、好きな時に好きなだけ働ける環境を作ろうと努力します。

食傷が隣接する人は基本的に、組織で働くことが合いません。行動力が高いので、周囲と歩調を合わせるのが苦手です。しかし、財が隣接していればこの限りではありません。

適性の判断は、大運の遷移によって左右されます。例えば、火と金が隣接する八字に木がめぐった場合、理屈っぽい部分をカウンセリングに活かすことができたり、財と官殺が隣接する八字に食傷がめぐった場合、起業することもあります。

四柱推命で適職・進路を看る場合、上記のようになります。就職活動をされている学生さん。また、就職活動を迎えているお子さんがいらっしゃるお母さま方お父さま方。適性を考えるにあたって、このような視点も含めて考えてみますと、より就職活動を有意義に且つ成功させやすくなると思います。是非一度、ご検討いただけると良いと存じます。以上で終わります。ご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 22:08| Comment(0) | 四柱推命の応用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月27日

恋愛の相性 結婚運の見方

四柱推命の基礎を、今まで説明してきましたが、今回はちょっと応用的な部分を説明します。
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四柱推命と聞くと、「好きな人との相性は?」とか「結婚運は?」とか気になると思います。そういったことで四柱推命を知った方もいるでしょう。僕もその一人です。

四柱推命でもそういったことを知ることができます。

四柱推命で恋愛相性を看るとき、2つの視点があります。

1.五行の相互関係
2.通変の相互関係

です。では、見方を説明します。

1.五行の相互関係は、一目見ただけで相性が良いと感じる時の視点です。いわゆる一目惚れです。
自分にない五行が、相手の四柱八字と大運にある時、一目惚れします。人は、自分に足りないものを補いたいために異性を欲します。そうすることで、完全体になろうとします。なので、お互いにお互いの足りない五行があった時、本能的に相性が良いと判断し、恋をします。例えば、僕の八字には火がありませんが、お相手の女性に火が強くあれば、その女性に一目惚れします。逆に、その女性に土が不足すれば、その女性は僕に恋をします。五行の相互関係で恋愛相性を看るときは、このように判断します。しかし、大運が絡むので、その遷移によって足りない五行が補われた時、良好だった相性が崩れます。注意が必要です。

2.通変の相互関係は、性格や経済的問題などの現実的な問題から看る時の視点です。日主に隣接する通変で判断します。例えば、
日主に隣接する通変に財がある人は、計画的で物質的安定を求めるので、相手の将来性や収入が重要になります。
日主に隣接する通変が印と食傷なら、個性の強い自由人なので、お節介な人を嫌います。なので、食傷持ちの人とは相性が悪いです。官殺を持つ人とは相性が良いと思います。財は、官殺があるなら相性が良いでしょう。
日主に隣接する通変が官殺と食傷の人は、仕事に意識が向きがちで家庭を疎かにしがちです。家庭を一緒に築いていきたいと願う人とは、気が合いません


次に、結婚運です。

結婚運(=配偶者運)は、日支の蔵干(通変)が日主に対して、良好に働く場合、結婚運は良いと判断します。逆に不良な場合、結婚運はよろしくないと判断します。

日主が強い場合、官殺食傷が日支にあると、基本的に結婚運は良いです。逆に日支が比劫なら、結婚運はよろしくないです。
日主が弱い場合、比劫が日支にあると、基本的に結婚運は良いです。逆に日支が官殺食傷なら、結婚運はよろしくないです。
しかし、大運によって日支の作用は変化するので、一概に良いとか悪いとか言えないです。あくまでも、「基本的」にです。


四柱推命で、恋愛相性・結婚運を看るときは、上記の視点で判断します。四柱推命に少し慣れている方は、一度看てみてはいかがでしょうか?以上で終わります。ご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 23:24| Comment(0) | 四柱推命の応用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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