2017年03月01日

官殺+財=素直になれない

いつもお読みいただきありがとうございます。

通変調和の一つで、組織人、没個性を形成する官殺+財の八字ですが、その八字の形をしている人を観察していると、もう一つの特徴として、素直になれない、という性格をしていることに気づきました。

何故、組織人、没個性の性質を持つ人が、素直になれない性格をしているのかを考えると、まず第一に考えられるのは、官殺にあるでしょう。

官殺は日干を剋する通変で、最も強く日干を弱めるため、日干は官殺に対して一種の反抗を示します。「窮鼠猫を噛む」みたくなるのでしょう。

これが具体的な事象となるなら、自己保身につながります。自分を守るのに必死になるのです。自分が潰れないように守りの姿勢を見せるのです。

素直になれないのは、他者からの圧力や関与から自分を守るためです。他者へ反発、指示に従わない、攻撃的になるのは、官殺の自己保身性質が大きく関連していると言えます。

次に考えられるのは、財の視野を広げる作用にあります。

財は、外向きの通変であるため、他者へ関わろうとする性質を生むのですが、同時に空気を読む性質を生むので、自分の本心ではない偽りの心を持つようになります。

偽ることは正直になれないこと。正直に振る舞わないために、素直になることをしなくなります。

官殺は自己保身から素直になれず、財は偽るから素直になりません。この2つが隣接する財+官殺の八字は素直になれないのです。

官殺も財も日干に対して剋の通変ですから、日干が弱化し、自己肯定感が低くなります。

素直になれないので、正直にことを話さなければならない事態に陥った時に、自己保身ばかりが先行して、嘘をついたり発言がちぐはぐになったり、事態をより深刻にさせやすいです。財+官殺はこのような場合に弱く、責められることに酷く苦痛を覚えます。

正直にならない→責められる→自己保身ばかりが先行→正直にならない→責められる→……のスパイラルに陥るので、正直に素直になる思考に切り替える努めがいるでしょう。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 18:47| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月16日

トラブルは欲深さに起因する。

いつもお読みいただきありがとうございます。
以下、思いつきなのですが、恋愛のトラブル、金銭のトラブル、人間関係のトラブル、というのは、人の持つ欲深さが原因のように思えます。

なぜ、金銭のトラブルとか人間関係のトラブルとかが起こるのかを問えば、それは、エゴイズム、他人に対する期待、自分のこだわりが、自分以外の誰かと齟齬が生じて、トラブルという形で起こるのです。

欲深さというのは、四柱推命で言えば財と印が生じさせます。財は関心の拡大、転じて物欲の増幅、印は自身の快楽、転じて他人には理解し得ないこだわりの増幅に関与します。

印と財が隣接する八字は、自身の欲深さが強いために、様々な事柄、物、人に関わろうとします。

自身のエゴイズムのために、例えば、携帯電話の新規契約やブランド品の購入、そういったことにすぐに手を出します。

また、財と印はそれぞれ、食傷のエネルギーを洩らし、剋します。

食傷は自身で行動し、また、自身が表現する能力に関与します。

その作用を弱めるというのは、自身が行動するのではなく、誰かに自身の欲求を叶えさせようとする思考にさせやすくなります。

そのため、自身の欲求は自分で叶えずに、誰かに代わりにやってもらおうと考える、即ち、他人に対する期待値が高いことになるのです。

トラブルは、そういった事柄が絡み合い、周囲との齟齬が生まれることで起こるのです。

トラブルを避けたいと思っても、自身の欲深さは生まれつきのようなものですから、避けにくいでしょう。

自身のエゴイズムについて、鳥瞰で眺めるように客観視して、自身の言動や行動を律すること(=官殺)ができれば、そんなトラブルを回避しやすくなるのではないでしょうか。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2017年02月12日

大運新理論と紫微斗数の比較

いつもお読みいただきありがとうございます。


以前、大運の新理論を話したのですが、その理論と紫微斗数の大限を比較してみたので、話そうと思います。

紫微斗数で僕の40代と50代を探ると、40代には向心力の化忌と生年化権、50代には向心力化禄と生年化忌があります。

大限命宮に向心力化忌、向心力化禄が飛んでくる時期は財的に良い時期です。

僕の場合、特に50代は生年化忌(D)+向心力化禄(A)で、そこそこしっかりした財運に恵まれると推測できます。

一方で、四柱推命の大運の新理論では、僕の40代50代は比劫がめぐり、年柱由来の大運の壬申により、通変の完全調和ができます。

これは社会的に活躍できることを示します。

紫微斗数では、財的に恵まれそうな気配のする40代50代ですが、社会的な活躍によって財運が良くなることを四柱推命から読み取ることができます。

紫微斗数では、40代と50代がそこそこ良い時期なのに、四柱推命では通変の調和がなく、五行の調和だけで財運が良いだなんてわかるのか?と思っていましたが、比劫一体化による通変調和があることを知ったので、向心力の化禄と化忌による財運は、このおかげなんだろうな、と疑問が解けました。

比劫一体化による大運の新しい見方は、かなり有意義だと思います。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 20:53| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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