2015年05月25日

五行 まとめ

五行についてまとめました。

五行=木・火・土・金・水
十干=甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

甲=陽木(大木のイメージ) 乙=陰木(草花のイメージ)
丙=陽火(太陽のイメージ) 丁=陰火(蝋燭のイメージ)
戊=陽土(山脈のイメージ) 己=陰土(土壌のイメージ)
庚=陽金(刀剣のイメージ) 辛=陰金(宝石のイメージ)
壬=陽水(海洋のイメージ) 癸=陰水(雨水のイメージ)

五行の性質
木=「仁」 情緒性 感情 閃き 論理の超越 肝臓 脳 目
火=「礼」 秩序 応用力 言語力 演繹的思考 心臓 血液 胸部
土=「信」 恒常性 保守 現状維持 記憶 胃 脂肪 鼻
金=「義」 分析力 観察力 帰納的思考 残虐性 腸 肺 骨
水=「智」 適応力 変化 再構築 破壊 腎臓 髪 聴覚

五行の生剋幇
生:五行が五行を生む 木→火→土→金→水→木
剋:五行が五行を攻撃する 木→土→水→火→金→木
幇:五行が五行を助ける 木=木 火=火 土=土 金=金 水=水

陽が陽を生む・陰が陰を生む=普通の生関係
陽が陰を生む=生むエネルギーは小
陰が陽を生む=生むエネルギーは大

陽が陽を剋する・陰が陰を剋する=普通の剋関係
陽が陰を剋する=陰の受けるダメージは大
陰が陽を剋する=陽はダメージを受けない

陽が陽を助ける・陰が陰を助ける=普通の幇関係
陽が陰を助ける=大きな援助
陰が陽を助ける=小さな援助

以上で、「五行 まとめ」を終わります。ご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 22:39| Comment(0) | 四柱推命の基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月22日

出生時の時差

そろそろ四柱推命の基礎も残り僅かとなりましたと言ったものの、意外なところを見落としていたので、ここで説明致します。

タイトルにある通り、四柱推命で四柱八字(命式)を出すには、地域による出生時間の差を考慮しなければなりません。その理由は、四柱推命は標準時ではなく真太陽を用いるからです。

テレビや目覚まし時計などの時刻は、兵庫県明石市にある標準時子午線の時刻を用いています。なので、例えば、日本テレビ系の「ヒルナンデス!」が始まる時刻の11:55は、兵庫県明石市の時刻ということになります。因みに子午線の「子午」は、十二支の子と午を指します。

日本は、右肩上がりに細い地形をしていますから、地域によって分単位の時差が発生します。その時差は、北海道網走市から沖縄那覇市までは、68分の差があります。
image:45993
以上は、日本各地における時差を表した図です。小山内彰先生の「サクサクわかる四柱推命の本」からスクショで引用しました。非常に便利です。この図を見ると、兵庫県明石市と沖縄県那覇市は、おおよそ32分の時差があることがわかります。

なぜ、時差を考慮する必要があるのか。それは、例えば7:00に生まれた場合、通常なら辰刻生れとなりますが、出生地が広島県尾道市となると、8分の時差があるので、引いた後の時刻が6:52となり、卯刻になってしまうからです。8分の時差があるだけで、四柱八字がだいぶ変わってしまうこともあるのです。

出生が海外の場合も同じで、各国の標準時から経度の差だけ時差を考慮する必要があります。出生時刻が日本時間で算出されている場合も、日本からその国の経度の差だけ時差を考慮します。

四柱推命を用いるにあたって、時差を考慮することは重要です。正確に看るには外せない要素です。こんなことを説明し忘れるとは……情けないです。以上で終わります。ご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 21:24| Comment(0) | 四柱推命の基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月20日

五行の調和 通変の調和

image:45978

四柱推命の基礎もいよいよ大詰めです。今回は、調和についてです。

調和には2つあり、五行の調和と通変の調和があります。

五行の調和は文字通り、四柱八字の五行が調和することです。日主が弱の場合、比劫か印が大運にめぐれば調和し、日主が強の場合、食傷・財・官殺が大運にめぐれば調和に向かいます。
また、五行が偏っている八字も、その五行を剋す五行が来たら、調和に向かいます。

では、五行が調和する時に起きる事象は何か?それは、「健康体」になることと「通変」の作用を良くすることです。
五行が調和すると、「健康体でいたい」という気持ちになります。早寝早起きしたいとか、1日3食バランスよく食べたいとか、思うようになります。そのため、健康意識が強くなり、健康体になるということになります。
また、健康体になるので、各通変の事象も良好に働きます。

一方で、五行が調和しないとどういう事象になるか?それは、身体を害してしまうほど、忙しさに駆られます。健康であることが大事という気持ちよりも、働かねばという気持ちが強くなるので、不規則な食事とか、十分な睡眠も摂れない状況に身を置くようになります。結果、忙しくなるのです。


通変の調和は、これも文字通り、通変が調和することです。
通変には、外向きの作用のものと内向きの作用のものと、ありました。それぞれ、外向きが食傷と財、内向きが印と官殺になります。外向きと内向きがバランスよく配置されれば調和に向かいます。外向きと内向きの組合せは、4パターンあります。

1.印と食傷 2.財と官殺 3.食傷と官殺 4.印と財

通変が調和すると、社会的に良好な事象を期待できます。しかし、3と4は期待できない場合があります。

1のパターンは、印の「こだわり」と食傷の「表現」が合わさり、その人独自の才能の発揮として事象が表れます。例としては、Appleのスティーブ・ジョブズが挙げられます。
2のパターンは、財の「環境察知能力」と官殺の「自律心」が合わさり、組織の従業員として職務を全うする事象として表れます。
3のパターンは、官殺の「忍耐力」と食傷の「行動力」が合わさり、強迫的に行動する作用になります。この形を「剋洩交加」と呼びます。日主が極端に弱まることから、健康を害するなど、不幸の形とされていましたが、社会的成功者の多くはこの形の八字をしています。例としては、フィギュアの浅田真央やビートルズのジョン・レノンが挙げられます。
4のパターンは、印の「生理的欲求」と財の「物質的欲求」が合わさり、欲深さ、リアリズム精神として表れます。この形は、幼い頃から恵まれた家庭で育ってきた人に見られるとされています。恵まれていたので現状に満足しやすく、挑戦心が欠落しがちになります。逆に挑戦心が強い形は、上の剋洩交加になります。

通変の調和は、日主の強弱関係なく、上記のように作用します。八字の中にあるかないかでわかるので、簡単に事象を読めます。大運に来ても、通変は調和します。

逆に、通変が調和しないと、良好な社会的事象を期待しにくくなります。例えば、官殺と印の組合せだと、「内向き」が強くなるので、内に感情を向けやすく、鬱になりやすかったり、逆にキレやすくなったりします。

「通変の調和」は、小山内彰先生が独自に見つけた視点で、つい最近の話だそうです。通変の調和という視点が加わったことで、今までわからなかった事象を捉えることができるようになったそうです。

長くなってしまいましたが、これで「五行の調和 通変の調和」についての説明を終わります。ご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 21:48| Comment(0) | 四柱推命の基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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