これ、思いつきなのですが、内向きに偏る八字は他の八字の組み合わせよりも厄介だと考えています。
内向きに偏る八字、即ち、官殺と印だけの八字ですが、この形は、自分へ意識が強く向かいます。
自分へ意識が強く向かうことから、何かを極めるとか、何かに集中するとか、そういった面では優れます。一言で言えば忍耐強いです。
しかしながら、その面だけしか、いわゆる長所がない気がするのです。
外向きの食傷、財がないので、他者への関心がなく、気遣いできず、奉仕の精神がありません。社会生活では、他人と同じ空間を共有し、関わり合いますから、これは致命的です。また、他者への関心がないために、自己中心的思考になりがちで、自分さえ良けりゃ良いと考えます
官殺があるために、臆病者気質があって自己保身強く、印があると、自分の快楽欲求が強いですから、自身の快楽に繋がらないのならば、他者へ牙をむくことも平気です。牙をむくかどうかは、八字の如何、また、紫微命宮の星にもよりますが、感情をむき出しに、他者を貶めたり、攻撃することも平気です。観察上、ちょっとしたこと、取るに足らないちっぽけなことでもすぐキレる人は、だいたい通変が内向きに偏っています。
故に社会から距離をとって、結果、孤独を味わうことが多々あります。視野が狭いので、何が孤独の原因なのかがわからず、一方通行の思考、思い込みの激しさで、さらに自身の孤独を極めることもあります。
こういった感じで、長所よりも短所が酷く目立つのが、内向きに偏る八字のように思えます。
非常に視野が狭くて、他者へ気遣い、適切な社会生活ができませんから、財が求められます。大運に財がめぐる必要があります。
また、パートナーに外向き通変、特に食傷が強い人を持つ必要があります。自己中心的で狭くなりがちの思考を抑えるためです。食傷は現実的な表現力を付与します。配偶者であれ、友人であれ、同僚であれ、外向きの強い人を伴う必要があります。
内向きに偏る人には、とにかく、その狭い視野と気遣いのできない性質を食い止める必要があります。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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