先日、日本時間で11月9日、アメリカの次期大統領を決める選挙がありました。既に周知の事実ですが、トランプ氏が次期アメリカ大統領です。
選挙の行方。況してや一国の頭を決める選挙は、誰もが関心を向ける大きなイベントです。今回は、その、選挙で誰に決まるか、選挙の行方を知る方法の一つを話そうと思います。
それは、子平(四柱推命)での方法です。「通変の調和」「五行の調和」の2つの視点で探ります。
まずは、仕事で活躍するためには、通変の調和が不可欠になります。通変の作用の内向きと外向きが釣り合う状態のことです。
上は、トランプ氏の八字です。八字では通変の調和がありませんが、大運では辛金丑水で、財官、印食の両方ができています。まだまだ仕事で活躍できることを示しています。一方、
これはクリントン氏の八字です。クリントン氏は八字で既に通変の調和ができています。また、大運でも通変が調和しています。クリントン氏もまだまだ仕事で活躍できるようです。
通変の調和では、この場合、選挙の行方はわからないようです。ならば、五行の視点ではどうか?
五行が調和すると、多忙な状況から解放されます。つまり、仕事に追われることが無くなるわけです。
さて、お二人とも、日干弱です。そのため、大運で日干を強める、比劫あるいは印がくると五行調和します。
上の八字をもう一度見てほしいのですが、トランプ氏は大運が辛金丑水で日干をさらに弱めています。一方、クリントン氏は、大運が戊土午火で日干を強めています。
これは即ち、トランプ氏は仕事に追われる時期が続くことを意味し、クリントン氏は仕事に追われることがないことを意味します。
これに従うと、選挙の行方はトランプ氏に軍配があがることがわかります。
選挙の行方は、通変の調和の視点ではわかりませんでしたが、五行の調和の視点ではわかりました。選挙に立候補している候補者の八字を看て、その年齢から先の大運を分析すると、開票される前に、誰になるかが推測できるのです。
生時が不明なことが多いですが、日柱までで判断してもおおよそは推測できるはずです。また、ネット上に生時が落ちていることもありますし、少々難しいですが、性格から推定することもできるでしょう。
世論調査ではクリントン氏に期待が高かったのですが、トランプ氏に軍配があがった結果となりました。しかしながら、命術の視点で考えると、トランプ氏になることが明白でした。命術を用いている多くの先生方は、トランプ氏が次期大統領になることを予想していました。
様々な手段を講じて誰になるか推測しても、命術が示す通りになってしまうようです。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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大統領選では四柱推命の状況どおりになり面白かったですね。
文章についてですが、
まずトランプの出生時間は出生場所のニューヨークが西経で2度程少なく、これにより時間が8分進むため午刻になります。
それと、通変の調和は四柱八字と大運の間で発生するもので、八字内だけで通変は調和しません。
トランプ氏の出生時間は確かに10時54分ですね。あるサイトで9時54分と記載があったので、それをそのまま用いましたが、Astro data bankで再度確認すると10時54分でした。ご指摘ありがとうございます。
通変の調和は八字と大運での話なんですね。八字だけでもあるのだと思い込んでいました。こちらについてもご指摘ありがとうございます。
多くの先生方がトランプ氏になると予想されていて、僕は「実際はどうなるのか?予想に反する結果になることはあるのか?」と懐疑的に見ていたのですが、その予想通りになって、改めて子平の(尊敬の意で)恐ろしさを感じました。