官殺という通変は、比劫を剋すことから、「自分を抑える」とか「主張をしない」とか、そんな感じに考えられますが、実際を見ているとそうではないように思えます。
官殺は、自己主張を抑えるのではなく、むしろ自己主張を強めることもあると僕は考えています。
比劫というのは、「自分自身」を指しますが、「主張」という意味はありません。あくまでも「自分」だけです。
官殺の剋は、その自分自身に対して強い作用を働きます。自分にムチを打つという感じに考えると良いと思います。
そのムチの中身が、必ずしも「控えめになる」ということにはならないのです。
「自己主張をしなきゃいけない」と自分にムチを打つこともあるのです。自分を控えるという事象とは、真逆になります。
官殺は、必ずしも自己主張を控えるようにはしないのです。むしろ、自己主張させるようにムチを打ってくることもあります。
ただ、官殺による自己主張は、本人にとっては心地良いものではないです。無理をしているように感じます。
他の通変とはそこが違います。因みに、自己主張を自然に発現させるのは、食傷です。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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