紫微斗数では主星に関して、大きく二つに分けることができますが、それとは、紫府廉系と機月系に分けられます。
紫府廉系とは、紫微・天府・廉貞・武曲・天相・七殺・破軍・貪狼を指します。
機月系とは、天機・太陰・天同・天梁・巨門・太陽を指します。
今回は、仕事の視点から紫府廉系と機月系の違いについて話そうと思います。
仕事に関して考える場合は、基本的に官禄宮で看ます。
紫府廉系では、ほとんどの場合、官禄宮に主星が入ります。
例えば、命宮に紫微星が座す場合は、官禄宮に必ず廉貞星が入ります。
もう一つ。命宮に貪狼星が座す場合、官禄宮には必ず七殺星が入ります。
どうしてそう言えるかと言えば、紫微星と武曲星と廉貞星、貪狼星と破軍星と七殺星は、それぞれ必ず三合の関係になるためです。
官禄宮に主星が入ると、仕事、特に組織体においてガッツが生まれます。組織の一員として、精一杯貢献する気持ちが湧いてくるので、仕事に関しての思いも強くなります。
出世や昇給、権力などに意識が向かいやすいと言えるのが、紫府廉系です。
一方、機月系は、例えば命宮に天機星が座しても、官禄宮に太陰星が入ることもあれば、官禄宮が無正曜の場合もあります。
もう一つ。命宮に太陽星が座す場合、官禄に太陰星が独座する場合もあれば、天梁星が独座する場合もあります。
機月系の場合、必ず三合の配置になるような決まった法則がないのです。
機月系は、官禄宮に主星が入らないことが多々あるので、仕事に関してガッツがある人もいれば、仕事に関してマイペースな人もいたり、組織への帰属意識が希薄だったりします。因みに、紫府廉系で官禄宮に主星が入らない場合は、命宮位置が巳亥卯酉丑未の天相星だけです。
出世や昇給、権力などへの関心にムラがあったり、そもそもなかったり、希薄だったりあるのが、機月系と言えます。
紫府廉系は仕事へのガッツがありますから、仕事選びは、競争が激しかったり燃え上がれたりするものを選ぶと良いです。一方、機月系はマイペースであることが多いので、仕事選びの時は、のびのびとできる競争に左右されないものを選ぶことが大切でしょう。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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