日干の強弱判定は最も難しいと言われていますが、結論から言うと、陽の官殺が隣接すれば、日干は弱です。
官殺の力量というのは比劫よりも強く、最も強める陽の比劫の幇があっても、陽の官殺の剋には勝てません。
そのため、陽の官殺の隣接があれば、有無を言わさず弱と言えるのです。
しかし、陽の官殺に陽の食傷が隣接すると、その限りではありません。
もう一つ。陽の財が2つ隣接しても、有無を言わさず弱です。
陽の財と陽の比劫は力量が同じで、陽の財が隣接するなら、陽の比劫が隣接しなければ日干はエネルギーを保てません。
したがって、陽の財が隣接して、陽の比劫がないなら、弱となります。
以上が、簡単な強弱判定の方法です。強弱を判断するには、まず陽の財と官殺があるかないかを見ると良いです。
基礎的なところなので、今回は書きました。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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時 日 月 年
官 食 財
比 印 比 比
がいます。日干支だけ陰、後はすべて陽
なのですが、
続きです。
先に書いた八字ですが、弱と判断してよいでしょうか。
あと、家族の八字は似てるところがあると思うのですが、今まで色々看てきてやはり傾向ありますか?どうでしょうか?
ご質問の八字の強弱ですが、弱とみます。
年財比
月食比
日 印
時官比
官殺の剋する力というのは相当に強く、時支比劫を剋してもそのエネルギーは余ります。
印は日干を強めますが、食傷にそのままエネルギーを流してしまうので、強めるには心許ないです。
したがって、印の生じる力は頼れず、日干はその剋を受けることになり、弱となります。
官殺と食傷が隣接しないので、食傷は官殺を弱められず、剋洩交加となります。しかしながら、月令進気でさらに日支が印ですから、モチベーション維持に優れ活力はあります。配偶者を得ればより良くなります。
家族の八字は似ることはありますが、必ずとは言えません。
両親や兄弟など僕の家族では、皆に印がありますが、僕には印がありません。
逆に、僕には食傷がありますが、家族には食傷持ちはいません。
似る傾向はあるとは思いますが、どこかであったものがなくなり、なかったものが出てきたり、どこかで八字の有り様に変化が起きるのではないかと思います。
いつも丁寧に分かりやすくお答えくださるので、とてもありがたく思っています。
新しい記事を毎日チェックするのを楽しみにしています。
丑亥辰未
これは日干強