今回は、紫微斗数において、影ながら重要な存在である四化星についてお話ししようと思います。
四化星とは、以下の4つがあります。
化禄 化権 化科 化忌
化禄とは、その字から想像できるように、禄の作用があります。金銭、財産、衣食住など、物質的福分をもたらします。
化権とは、これもその字から想像できるように、権威の作用があります。権力、牽引、地位向上など、精神的バイタリティを強めます。
化科とは、これはその字から想像しにくいのですが、文才の作用があります。芸術・学術的センス、文化、趣味嗜好など、文化的関心を強めます。また、清廉さも加わるので、縁にも恵まれやすくなります。
化忌とは、その字から想像できるように、忌事の作用があります。損失、妨害、困難など、凶事をもたらします。良いイメージを抱けませんが、化忌による苦労から獲得作用を強めるので、一概に悪いとは言えないようです。
四化星は、単独では存在せず、甲級星の性質を変化させてその星に付きます。十干によってそれぞれ付く星が異なります。
十干によって、四化の付く甲級星は異なります。上の表は、それを示した表です。
四化にはいくつかの種類があり、生年四化、自化、流出四化、交易四化があります。それぞれについては、また後日、お話しします。
四化星は影ながらの目立たない存在ですが、判断には欠かせないです。これなしでは鑑定できません。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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