このブログでは初めて触れますが、通変には「六親」が充てられています。
六親とは、通変と親類の関係を意味するもので、父なら財、母なら印、比劫なら兄弟姉妹、食傷なら(女性から見て)子、官殺なら(男性から見て)子が六親となっています。
四柱八字に財が良好に働いている人は、父親との関係が良いと看ます。
明石家さんまさんの娘さんであるIMALUさんは、テレビではしょっちゅう父の話をふられますが、これは日支に財があり、これが良好に作用していることが理由となっていると考えられます。他にも、父に仕事の相談をしたり、プライベートを共に過ごしたりしているなどのエピソードがあります。
例え、両親が離婚していて父と生別していても、財が効いていれば父親との関係が深くなるのです。
これは、印でも同じことが言え、印が効いている人は母親との関係が深くなるのです。
比劫が効いていれば、兄弟姉妹との関係が深くなります。しかし、兄弟姉妹の数とは関係ないので、いれば関係が深くなりますし、いなければ何もありません。
食傷が効いていれば、子と関係が深くなります。これも子がいなければ何もありません。また、食傷がなければ子を授かれないということはなく、食傷がなくても子を授かれます。
しかし、官殺に関してはこの公式があてはまりません。理由はわかりませんが、男性からみて官殺は子というのは、あてはまらないです。男性から見ても子は食傷に関わります。
どの通変も、八字の中で悪く働いているなら、関係が深くても悪い関係になります。例えば、財が強すぎると父親依存になって父親の運を下げたりしますし、財がないと父親から愛情を得られなかったり、そもそも父親がいなかったりします。
セレブな人には、財と印がしっかり働いています。父母双方から惜しみ無い愛情を受けますので、経済的にも豊かだったりリッチな考え方をしています。
逆に剋洩交加の場合は、財か印もしくはその両方がないので、父母の愛情が希薄になります。片親がいなかったり片親から愛情を注がれないことから、意地でも生きてやるみたいなハングリー精神が自然と出来上がります。
僕は、財が隣接していないので、父親と生別しています。また、音沙汰もありません。印もないので、母はいますが関係性はいまいちです。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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こちらのブログについては、「出生時間の大切さ」で記載した、生年月日が同じ私の幼馴染みと、深い関連性を感じました。
蝙蝠さんが、私の幼馴染みと私の性格の違いから、幼馴染みの出生時間を予想してくださいましたが、正にこちらのブログを読むと納得です。
私の実家は、俗に言う高級住宅街にあります。
私の父は、いわゆるお坊っちゃまであり、単に私の祖父が買い与えた家であるのであり、私の実家は金持ちでもなんでもありません。
ですが、その幼馴染みが正統な金持ちの子なら、命式に財と印が隣接しているのも納得です。
性格的にも、私が突然、突拍子もない行動をする問題児だったのに対し、彼は特に問題が無い良い子だったような気がします。
彼と私の命式で、時干に財が来ると、時支の食傷が、日支にある官殺を剋してくれるのですよね。
印に関しては、私には兄と姉がいる末っ子であるためか、強制的に母親との縁が深くなりましたが、一番上である兄には、財も印もありません。
四柱推命は本当に不思議です。正に「神のみぞしる黙示録」ですね。
それでは今回も、失礼いたしました。
僕自身、実は六親という考え方に対して否定的でした。
というのも、比劫があっても兄弟がいなかったり、財がなくても父親がいたりしていたからです。
しかし、視点を数ではなく縁だと考えると、六親の考え方に納得できました。
比劫が働いている人は、やはり兄弟姉妹と縁があります。年齢を重ねても、連絡を取り合っています。しかし、八字に悪く働いていると、連絡を取り合いながらも自分の運を下げています。
本当に、四柱推命は不思議です。たった漢字8つで色々わかるので。
では、これで失礼します。