利他的な人柄と聞くと、「親切」とか「思いやり」とか「優しい」とか、ポジティブな言葉が思い浮かびます。総じて良い人柄です。
ですが、せっかくの利他的な人柄をしているのに、それを台無しにしている人柄の人がいます。
紫微斗数で考えると、利他的な人には、一つは命宮から遷移宮に向心力の化禄があります。化禄には支援の作用がありますから、それが遷移宮に向かうとなれば、自分以外の多くの人たちに支援したくなる人間性を形成するようになります。良いですね。
ですが、遷移宮に自化禄か自化忌があると、それが無くなってしまいます。自化はマイナスの後天作用を働きます。
向心力も後天作用ですが、向心力はプラスの作用です。向心力のプラス作用に自化のマイナス作用があると、プラスマイナスゼロ。即ち向心力のプラス作用を無にしてしまいます。
せっかく親切になれるのに、何かしらの要因で支援する気持ちを無くしてしまうのです。
残念ですね。ですが、残念なのはそれだけではありません。
大限第7運。大限命宮が第7運になると、遷移宮に重なります。命宮→遷移宮に向心力化禄がある人がこの大限になると、今まで積んできた徳のご褒美を得られます。
ですが、遷移宮に自化禄か自化忌があると、そのご褒美も無にしてしまいます。残念ほかならないです。
でも、大限7運で受け取れるご褒美は、それまでに施してきた奉仕のお返しなので、徳を積んでいないなら、受け取れないのは当たり前ですね。
命宮→遷移宮に向心力の化禄がある人は、利他的であることを忘れないでください。遷移宮に自化禄や自化忌があってもです。
遷移宮に自化禄や自化忌があれば、晩年のご褒美を無にしてしまうかもしれないですが、自化は後天作用、無にするかしないかは自分次第です。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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