2016年10月27日

業報因果で自分を看てみた

いつもお読みいただきありがとうございます。

ある流派の紫微斗数には、「業報因果」という考え方がありますが、今回は、それを用いて自分を看てみたことを話そうと思います。

まず、「業」ですが、これは今世での辛苦や試練を表しています。今、生きているこの人生の中での辛苦や試練のことです。

僕にとっての「業」は財帛宮です。僕の財帛宮には、天同、巨門、文昌文曲、ケイ羊、鳳閣、龍池、天姚、そして生年化権があります。

財帛宮、即ちお金のことが、今世では辛苦や試練となってくるということになります。僕は、お金に苦しみ、お金の試練が降りかかる人生となるのです。

確かに、お金の諸問題はいつも降りかかっています。出費がひどく多いのに収入が追い付きません。また、自分の思いもしないところから出費の話が来て、お金にいつも苦しんでいます。

次に、「報」ですが、「報」は今世で尽くすことを表します。その人生でやらなければならないことですね。

僕の「報」は兄弟宮になります。兄弟宮には、七殺、左輔があります。兄弟姉妹はもちろん、身近な人間関係や共同事業やサービス業などもこの宮に関連します。

僕がこの人生でやらなければならないことは、身近な人間関係の構築やサービス関連の仕事をすることになるでしょうか。また、共同で事業を行うことも考えられます。七殺も左輔も男星なので、男性の友人を得ることが大切なのかもしれません。

次に「因」ですが、「因」は前世から備わった縁を示します。僕にとっての「因」は、交友宮です。

交友宮は、身近な人間関係に留まらないもっと広い人間関係やファン、同僚や顧客、サービス業や物流に関連する宮です。僕には、前世からの根強いファンがいて広い人間関係があるようです。

また、僕の交友宮には、天府、廉貞、右弼があります。甲級星が3つもあるので、それほどファンが多いのでしょう。天府は男星、廉貞と右弼は女星ですから、男女のどちらかに偏ることなく、まんべんなくいるのだと思います。

最後に「果」ですが、これは、上に示した3つによって何を得られるかを表します。僕にとっての「果」は財帛宮です。

交友宮の恩恵を受けて、多くの人間関係を築き、互いに助け合いながら金銭的な苦労や試練をクリアしていくと、最終的には、良き縁や財物を得ることができるのでしょう。金銭はもちろんのこと、財帛宮は夫妻宮の夫妻宮ですから、結婚後には幸せな環境を得ることもできます。これは、本夫妻宮から本命宮に交易化禄、本福徳宮から本財帛宮への向心力化忌からも読み取れます。また、44歳から40年も向心力の化禄と化忌が大限命宮に入るので、その可能性は非常に濃厚です。

財帛宮に始まり財帛宮に終わる業報因果ですが、とにもかくにも、人間関係を広げてそれを確固たるものにすることが大切だということですね。前世からのファンや人脈がいらっしゃるので、まずはその縁を見つけることが第一歩でしょう。どこにいるのだろう……

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

紫微斗数と四柱推命で有料鑑定受付中。詳しくはこちらまで→http://fatumlogy.com/
posted by K.Y. at 20:27| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月23日

自化権の時期

いつもお読みいただきありがとうございます。

紫微斗数に出てくる四化に、自化というのがありますが、自化は原則的に「良くない変化」をもたらします。

自化禄や自化忌なら財物の喪失や絶縁など、自化科なら色情の縺れや健康上の問題をもたらします。

今回は、自化権について話そうと思います。

自化権があれば、口論や訴訟などの争い、事故やケガをもたらすようになります。

そのため、本命宮や本遷移宮に自化権があると、時の経過と共にそういったことに巻き込まれやすくなり、ご自身でも引き起こしやすくなります。

また、大限の命遷、流年の命遷に自化権がめぐっても、争いごとや事故などに注意です。

僕は11年前、ある同級生と確執を持ちました。会う度いがみ合い、争った記憶があります。僕にとって酉年は、流年遷移宮に流出権+自化権があります。僕の酉年や卯年は、確執や訴訟などの争いに悩む時期になります。

こんな感じで、本命宮や本遷移宮に自化権がなくても、他の宮に自化権があれば、その宮に流年が来るときは争いごとや事故などに警戒する必要があります。

僕は2017年からの10年間、卯宮夫妻宮をめぐり、卯宮には流出(向心力)権+自化権があります。この10年間は、訴訟問題に悩む気配がします。もう既にその片鱗が見えています。

その上、2017年は酉年ですから、流年でも自化権です。訴訟、裁判沙汰は必定になりそうです。また負けそうな気がします…。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

紫微斗数と四柱推命で有料鑑定受付中。詳しくはこちらまで→http://fatumlogy.com/
posted by K.Y. at 13:47| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

官殺は控えめではない。

いつもお読みいただきありがとうございます。

官殺という通変は、比劫を剋すことから、「自分を抑える」とか「主張をしない」とか、そんな感じに考えられますが、実際を見ているとそうではないように思えます。

官殺は、自己主張を抑えるのではなく、むしろ自己主張を強めることもあると僕は考えています。

比劫というのは、「自分自身」を指しますが、「主張」という意味はありません。あくまでも「自分」だけです。

官殺の剋は、その自分自身に対して強い作用を働きます。自分にムチを打つという感じに考えると良いと思います。

そのムチの中身が、必ずしも「控えめになる」ということにはならないのです。

「自己主張をしなきゃいけない」と自分にムチを打つこともあるのです。自分を控えるという事象とは、真逆になります。

官殺は、必ずしも自己主張を控えるようにはしないのです。むしろ、自己主張させるようにムチを打ってくることもあります。

ただ、官殺による自己主張は、本人にとっては心地良いものではないです。無理をしているように感じます。

他の通変とはそこが違います。因みに、自己主張を自然に発現させるのは、食傷です。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

四柱推命と紫微斗数で有料鑑定受付中。詳しくはこちらまで→http://fatumlogy.com/
posted by K.Y. at 18:52| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。