健康をみるとき、五行の視点を重視しますが、行動面を無視することはできません。
行動的側面で健康を語るとき、印の作用が綿密に絡みます。
印というのは、個人の「こだわり」を左右する通変ですから、個人の「好き嫌い」に大きく関わります。
印が良い作用するのは、おおよそ日干弱ですが、その場合は、自己の健康を省みる習慣があり、健康を害う行動を避ける傾向がみられます。
しかし、印が悪く作用する場合は、「こだわり」の暴走がみられます。好き嫌いが激しく、自分にとって心地良いことばかりを選択するようになります。
それが積み重なると、健康を大きく害うようになります。
例えとして、コーヒーを挙げます。コーヒーというのは、制癌作用や抗酸化作用がある一方で、多く含有するカフェインが因んで、興奮作用や眠気防止作用、利尿作用などがあります。
コーヒーを適度に摂取しているなら、身体の酸化を防ぎ、風邪防止や疲労蓄積の回避、発癌の遅延などに繋がり、健康の向上に一役買いやすいと言えます。
しかし、コーヒーを過度に摂取すると、カフェインの大量摂取に繋がり、コーヒーに対して強い依存性を示すようになります。また、カフェインの影響で興奮作用が激しくなり、血圧の上昇による心臓への負担増、利尿作用から血中濃度が濃くなり、血がドロドロになります。身体の水分が不足し、意識がもうろうとしやすくなります。
印が良い作用をするなら、コーヒーの摂取が適度で、制癌や抗酸化などの健康の向上に繋がりますが、悪く作用するなら、摂取が過度で、血圧上昇の心臓負担増、利尿作用による水分不足に繋がります。因みに、コーヒーは五行の火にあたります。
あまりに自分に心地良いものを求めて、例えば、先のコーヒーばかりを飲み続けていると、心臓への負担増で心疾患や、夏場となれば水分が体外へ出すぎて熱中症に拍車をかけることになりかねません。
印がある人は、健康面に負担がないか考える習慣がいると思います。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
四柱推命と紫微斗数で有料鑑定受付中。詳しくはこちらまで→http://fatumlogy.com/