小山内式の子平を勉強していると、それぞれの通変の差は、非常に微妙なものであるということを感じることがあります。
例えば、表面的に目に見える部分では、こだわりを持って仕事をしているように見えても、そのこだわりの理由が、印の場合もあれば、官殺の場合もあります。
今回は、タイトルにもつけたように、官殺と印の違いについて考えようと思います。
それぞれの通変が作用を生じるきっかけが違います。
官殺→他者
印→自分
官殺は、人モノ含め、他者の影響を受けて初めてその作用が生まれます。先輩があのやり方で仕事をしているから、自分もあのやり方でやらなきゃ仕事をできない、のような感じです。
他者にきっかけがあるのが官殺ということです。
一方、印は自分自身です。他者の影響を受ける受けない関係なく、自分がトリガーです。
他者がどんなやり方で仕事をしていても、自分なりに自分にとってやりやすいやり方を見つけて、そのやり方で仕事をしていきたいと考えるのが印です。
同じようにこだわって仕事をしていても、官殺と印とで、きっかけに違いがあるのです。
通変の作用は、表面に見える単純な行動だけを見ていても、把握できないものです。目に見える行動面とその行動が生じたきっかけまで考えてから、その通変の存在を把握できます。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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