紫微斗数には化忌という四化星があります。損失、妨害、困難など、嬉しくない作用が目立ち、恐れられているのですが、最も警戒すべきなのは、自化忌でしょう。
自化は後天的作用があり、四化の持つ負の事象をもたらします。
化忌には、損失や困難などの嬉しくない作用を多く持ちますから、自化が化忌であれば、化忌の負の事象が強く働きます。
自化の持つ後天的作用と化忌の持つ負の事象が合わさって働くので、ある宮に自化忌があれば、その宮の状態は、人生が進めば進むほど、悪くなっていきます。
流出忌を発射する側の宮も自化忌と同じ作用を働くので、流出忌を発射する宮も警戒すべきです。また、大限や流年で、自化忌のある宮や流出忌を発射する宮にめぐる時期は、要警戒です。
生年化忌は、誰でもどこかに持っているので、それだけでは良いのか悪いのかは判断できません。生年化忌は関心の向きやすい事柄であったり、先天的に持っている弱点などを指します。
七殺星や破軍星など、孤独や損耗の作用を働く星よりも、自化忌の方が警戒すべきだと思います。心構えが必要でしょう。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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