2016年04月13日

育ちが良いのも考えものです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

世間では、父母共に健全で愛情いっぱいに育まれた「育ちの良い人」に良い印象を抱きがちですが、その「育ちの良い」のも考えものだと思います。

父母共に健全で環境が良く、愛情を惜しみなく受けてきた人の八字には、印と財の存在がほぼ必ず日干に隣接します。印というのは「母親との関係性」も意味し、また、財というのは「父親との関係性」も意味します。

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↑印と財が隣接する八字の例。いずれも架空命。

そもそも印というのは、日干を生じる通変であるため、日干にとって心地良い存在になります。日干=自分の本質に快楽を与える作用を働き、具体的には、自分を心地良くするために「こだわり」を持ったり、強い「依存性」を現します。

一方、財というのは、日干が剋す通変であるため、日干の意思を他者に影響させる手段になります。意思を他者にぶつけることで「情報を得たり」、自分の意思に「他者を従わせようとする」のが財です。

育ちが良い人=印と財が隣接する人というのは、それらを持っているということになります。

印が隣接するのでこだわりや依存性が強く、また、財が隣接することから、自分の快楽のための情報収集には敏感であったり、自分のこだわりを押し付けたがりだったりする、イヤミな性質を作り上げてしまいます。

育ちが良いのも考えものだと思う理由はそれです。

こだわりが強く注文が多いくせに、自分では動かず口先だけの人も、印と財が隣接する人の典型的な具体例と言えます。

欲深さが常に先行するこの通変の内外バランスは少々厄介です。以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 02:48| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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