今回は、財+官の通変調和について、改めて考えてみようと思います。
↑財+官の通変調和ができている八字の例(架空命)
財+官の通変調和が意味するのは、一言で言えば「組織人」で、「その人の考え方がその時代の状況と同期」して、社会的に良好な事象を生み出します。
それが具体的な事象として表れるなら、高い協調性を発揮するとか、団体行動が得意だったりとか、組織の一員として重宝される性質を作ります。
そんな「その人の考え方がその時代の状況と同期する」性質を持つ財+官ですが、この性質は、良くも悪くも世相や状況に左右されやすいという脆弱性を持ちます。
クリーンで良好な環境下にいれば、その環境を受けて良好な性質を生み出しますが、澱んだ劣悪な環境下にいれば、澱んだ劣悪な環境の色にそのまま染まってしまいます。
例えて言うなら、NPOなどの社会奉仕団体にいれば、奉仕の気持ちが生まれて、社会的に好ましい事象を発現します。しかし、暴力団など反社会的存在に接する機会が多いと、武力で解決することが当たり前になって、好ましくない事象を発現します。
財+官の高い協調性は、世相や状況に大きく左右されて、時に社会を脅かす存在にもなってしまうのです。
財+官は、好ましい組み合わせだと思われるのですが、状況に大きく左右されてしまう点を考えれば、容易く好ましいとは思わない方が良いです。また、状況に左右されやすいことを考えれば、クリーンで良好な環境下にいた方が、高い協調性を良好に発揮できると言えます。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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