五行には、それぞれに特徴的な性質が備わっていますが、例えば木には、情緒性、感情、論理の超越、ひらめき等の性質があります。
人は五行の気を受けて生きていますから、もちろん、その性質を持っているのですが、まんべんなく備わっているとは言えないと考えます。
先に述べた木の性質で例えれば、情緒性だけが強かったり、ひらめき力だけが飛び抜けていたりすると考えます。
また、情緒性一つをとっても、情にあつくて、困難に陥っている人を助けたい気持ちが強いという、ポジティブな情緒性が強いこともあれば、怒りや悲しみなどの負の感情ばかりを曝しているという、ネガティブな情緒性が強いこともあります。
このような、性質がまんべんなく備わらず、偏ったり性質の現れ方に差異が出てくるのは、通変の在り方や紫微斗数での命盤の在り方、経てきた環境に理由があると考えます。
財や食傷が強く、外へ意識が向きやすいと、木の情緒性はポジティブに発揮されやすいと言えます。
五行の性質一つを取りあげても、様々な形があって様々な現れ方をします。人というのは、如何に多様で如何にコンプレックスであるか、改めて感じます。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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