2016年04月17日

最も警戒すべきは自化忌

いつもお読みいただきありがとうございます。

紫微斗数には化忌という四化星があります。損失、妨害、困難など、嬉しくない作用が目立ち、恐れられているのですが、最も警戒すべきなのは、自化忌でしょう。

自化は後天的作用があり、四化の持つ負の事象をもたらします。

化忌には、損失や困難などの嬉しくない作用を多く持ちますから、自化が化忌であれば、化忌の負の事象が強く働きます。

自化の持つ後天的作用と化忌の持つ負の事象が合わさって働くので、ある宮に自化忌があれば、その宮の状態は、人生が進めば進むほど、悪くなっていきます。

流出忌を発射する側の宮も自化忌と同じ作用を働くので、流出忌を発射する宮も警戒すべきです。また、大限や流年で、自化忌のある宮や流出忌を発射する宮にめぐる時期は、要警戒です。

生年化忌は、誰でもどこかに持っているので、それだけでは良いのか悪いのかは判断できません。生年化忌は関心の向きやすい事柄であったり、先天的に持っている弱点などを指します。

七殺星や破軍星など、孤独や損耗の作用を働く星よりも、自化忌の方が警戒すべきだと思います。心構えが必要でしょう。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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流出四化(向心力)について

いつもお読みいただきありがとうございます。

紫微斗数では、ある宮の対宮に四化を飛ばす流出四化(向心力)というのがありますが、基本的に流出四化(向心力)は良いとされています。

しかし、良いと言っても四化には禄権科忌の4種類がありますから、それぞれに異なった作用を働くのが自然な考え方です。

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↑僕の命盤。命宮から遷移宮、父母宮から疾厄宮に、流出禄(向心力)があります。

化禄なら、やはり財や物質に関わる事象が起きやすいと言えます。例えば、本遷移宮から本命宮に流出禄が来るなら、外出先や人との付き合いで財的援助や頂き物を多く得られると言えます。

同様に、化権ならモチベーションや闘争心を高める環境に恵まれたり、化科なら恋愛のチャンスや趣味の時間を多くとれる環境に恵まれやすいと言えます。

化忌だけは、ちょっとクセが強く、化忌には獲得という作用があり、ある宮に対宮から化忌が流出するなら、その宮に関する物事に対して、財の獲得や良縁の獲得があったりします。しかし、化忌には他にも「損失」や「妨害」、「困難」などの作用があるので、獲得という作用を発現するには、失うものが多かったり、邪魔が入ったり、いくつもの課題をクリアしていく必要があります。

ただ、四化を流出する側には、自化と同じ作用が働くので、不安定で各四化の負の事象が起きやすく悪いです。化権なら争いや事故、化科なら病気や色情の縺れなどの事象が起きやすいです。

それでも、流出される側の宮に関する物事では、良い事象が起きやすいので、期待しても良いでしょう。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2016年04月16日

宮の順番

いつもお読みいただきありがとうございます。

報道で周知されていますが、4月14日に九州熊本で強い地震がありました。活断層の歪みによる直下型の地震ですが、益城町をはじめ周辺地域にて被災した方々、突然の災難によるご心痛お察し致します。一刻も早い復興をお祈りするとともに、冷静な判断を欠かないようお願い申し上げます。

さて本題。紫微斗数の命盤の宮の順番は、決してデタラメではなく、しっかりした理屈を基に作られています。

Screenshot_2016-04-16-03-28-48.png
↑命盤

1命宮→2兄弟宮→3夫妻宮→4子女宮→5財帛宮→6疾厄宮→7遷移宮→8交友宮→9官禄宮→10田宅宮→11福徳宮→12父母宮

という順番ですが、これをストーリー的にしてみると、1で自分というのを確立して、2で身近な人とのつながりを持ち、3でつながった人の中から配偶者を得て、4で子を授かり、5で家族のために稼いで、6で病気が気になるようになり、7で自分を振り返る。という感じになります。

命宮の後、父母宮へたどる順番もあります。それをストーリー的にしてみると、1で自分を確立して、12で目上との関わりをもち、11で幸せを学んで、10で家庭を持ち、9で働いて、8でさらなる人間関係を得、7で自分を振り返る。という感じになります。

やや無理があるかもしれないですが、おおよそ自然な流れになっています。7で止まっていますが、命盤を一回りすることはないのが理由です。100歳を超えるのは稀です。また、7は60代でめぐり、還暦など人生を振り返る時期ともなるので、7で人生は一度止まります。

紫微命盤の宮の順番は決して適当でデタラメではなく、人の人生航路という理屈で作られていることがわかると思います。

上の理屈で考えると、左回りと右周りで、人生航路の形が2通りあるというにも気付きますね。人の一生は、大きく分けて2通りあると考えられます。

宮の順番は人生ということを考えると、紫微斗数を生み出した中国はスゴいです。綿密な計算の基、作り出されたと言えます。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 03:37| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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