甲級星の性質を変化させる四化に、化科があります。
化科には、学問・芸術・芸能等、文化的関心を高めて、さらに文化的才能をもたらす作用があります。
また、その才能から深い教養が身に付き、品が良くなるため、善良な縁を得やすかったり、試験に合格しやすかったり、名声や名誉も得やすかったりします。
非常に嬉しい良い作用や効果がある化科ですが、薬には副作用があるように良いことばかりではありません。
化科が悪い作用を働くと、桃花(=色情や趣味嗜好)の方に意識が向いてしまいます。簡単に言えば、遊び好きになります。
文化的関心が高いので、趣味嗜好が良くなり、楽器や絵画など上品な趣味を持つことが多いですが、趣味の世界に入り浸り、仕事など現実的な場面が疎かになります。
また、良い縁を得やすいことから異性縁も多くなって、恋愛など色情を求める気持ちも強くなります。
化科が悪い作用を働くと、このように趣味や恋愛などばかりを求めて、現実的な思考を疎かにしてしまうのです。
化科が悪い作用を働く場合は、生年化科のある星に自化科がついた場合です。生年四化に自化があると、基本的に良い作用はありません。
実際の経験や観察をしていると、確かにその働きがあります。化科が加会、あるいは命宮にある場合は、文化的な仕事をする方が良いでしょう。
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