紫微斗数において、最も注意すべき(警戒すべき?)なのは、流出忌ではないかと思います。
流出忌とは、本宮から対宮に化忌が飛び、その化忌が跳ね返って本宮にもその化忌の作用が表れるという、流出四化の一種です。
便宜上、四化派の命盤で例示しますが、僕の命盤で、兄弟宮から交友宮と福徳宮から財帛宮に赤い矢印が出ています。この矢印が流出忌です。
流出忌があると、本宮とその対宮に懸念事項が発生します。福徳宮から財帛宮に流出忌があると、自分の精神状態が稼ぎや所持する金銭に波風を立たせ、金運に波乱を呼びます。
金運に波乱を呼ぶだけでも険しいですが、その影響が福徳宮に跳ね返ってくるので、精神状態も悪くなります。金運の波乱が精神に打撃を与えます。
心が落ち込む→稼ぐ意欲がなくなる→心が満たされない→また稼ぐ意欲がなくなる→(続く)という負のスパイラルを起こして、深みにはまってしまうのです。
流出忌を注意、警戒すべきだと考えるのはそれが理由です。
大限や流年に流出忌が来ても注意です。流出忌のある大限と流年では、大限宮と流年宮に関係することに問題や不運が起きます。また、総合的に見ても不運を感じやすい時期になります。
大限や流年に流出忌があるなら、新しいことを始めるのは避けた方が良いです。障害が多いです。また、問題が起きても、事を最悪にしないように慎重になることも求められます。最悪、離婚や退職など何かを手離す覚悟も要るでしょう。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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