2016年03月28日

花粉症を子平で考える

いつもお読みいただきありがとうございます。

この季節、世間を賑わす花粉症。くしゃみに鼻づまりに目の痒み、日常生活に支障を来してしんどい毎日を過ごされている方もいらっしゃるでしょう。

今回は、花粉症を子平で考えてみようと思います。

鼻は土に属し、土が過多、あるいは最弱の状態である時、花粉症を発症すると考えられます。

例えば、土が強くてさらに火によって強められていたり、土が木によって強い剋を受けていたりする場合が考えられます。

五行が不調である場合、それに属する部分が鋭敏、弱点となり、その部分に関わる疾患を患いやすくなります。

土も例外なく、土に属する部分が鋭敏、弱点となり、土に属する鼻の疾患を患いやすくなるということができます。

大運の流れで発症する場合もあります。八字に土がなくても大運に土がめぐり、木がその土を剋し土が最弱になっている場合、その大運の期間中に発症するリスクがあります。また、土が元々強いにも関わらず、火や土でさらに強められる場合も発症するリスクがあります。

その理屈が正しい場合、元々の八字に土がなくて花粉症を患っているなら、大運で土が去った時に症状が改善、あるいは治癒する可能性があります。

花粉症だけに絞って考えてみましたが、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿)など、その他の鼻に関わる症状も同じことが言えると思います。また、土には鼻以外にも、胃や皮膚なども属しますから、鼻の疾患では現れず、胃や皮膚の疾患で現れる可能性もあります。

以下、花粉症など鼻の疾患を患いやすいと思われる八字の例です。いずれも架空です。

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上の理屈は正しいとは言い切れませんが、可能性はあります。以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2016年03月26日

不妊について考察

いつもお読みいただきありがとうございます。

女性にとって、自分が不妊体質であるということは、最も避けたい現実の一つですが、今回は、不妊について子平の視点から考察してみます。

結論から言えば、「水もしくは土が印で、かつ弱い水(癸水)が強い土(戊土)から強い剋を受けている場合に不妊になる」というのが僕の考察です。

五行の水は生殖器に関わるとされていますが、女性には、生殖器の他に婦人科系の部分も関わります。

また、陰陽五行論においては、陽は男性的で、陰は女性的であるとされることから、水で女性的なものは、癸水となります。

不妊は、婦人科系の異常であることから、それらを考えれば、水の不調、とりわけ癸水の不調が、不妊に関わると考えられます。

次に、癸水の不調である場合、異常な過多、もしくは最弱を考えます。八字にそもそもない場合は、生剋幇が起きていないため、五行の不調は考えないのが僕の考え方です。

異常な過多を考える場合、癸が過多であるだけでは、水が異常とは言いがたいため、水の不調とは言えません。水が異常な過多を示すなら、壬水を必要とします。

最弱を考える場合、癸水が強烈な剋を受けていると考えられます。癸水が強烈な剋を受けている場合、戊土の隣接を考えるのが自然です。

不妊を考える場合、異常な過多より最弱を考える方が妥当です。婦人科系は女性特有のものであるため、陽の壬水よりも陰の癸水の異常を考える方が自然です。

次に、水か土が印であることを考えますが、印は不調であると、重大な疾患をもたらすことがあります。

不妊は婦人科系の重大疾患であるので、印の不調を考えます。印が過多であるか、強い剋を受けて最弱になっているか、どちらかです。

印が過多であるなら、癸水が剋を受ける戊土印が過多です。印が最弱になっているなら、癸水が印で戊土財の強い剋を受けていることを考えます。

僕が不妊を子平の視点で考えると、「水もしくは土が印で、かつ弱い水(癸水)が強い土(戊土)から強い剋を受けている場合に不妊になる」という結論に至る理由は、上記を総合したものです。

しかし、その結論だと、水が印である場合の八字は考えられないので、土が印の場合のみになります。したがって、不妊の可能性があるのは、日干が金の場合のみになります。

例示すると以下のような八字になるでしょう。いずれも架空です。

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応用すると、不妊など婦人科系の疾患が治まる時期を、知ることができると思います。戊土の印が弱まる甲木がめぐる大運期にいれば、婦人科系の疾患が治まると言えます。

ただ、子平の理論から僕だけの考えで見出した理屈なので、正しいとは言い切れません。あくまで、考察です。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2016年03月23日

紫府廉系と機月系の違い:仕事編

いつもお読みいただきありがとうございます。

紫微斗数では主星に関して、大きく二つに分けることができますが、それとは、紫府廉系と機月系に分けられます。

紫府廉系とは、紫微・天府・廉貞・武曲・天相・七殺・破軍・貪狼を指します。

機月系とは、天機・太陰・天同・天梁・巨門・太陽を指します。

今回は、仕事の視点から紫府廉系と機月系の違いについて話そうと思います。

仕事に関して考える場合は、基本的に官禄宮で看ます。

紫府廉系では、ほとんどの場合、官禄宮に主星が入ります

例えば、命宮に紫微星が座す場合は、官禄宮に必ず廉貞星が入ります。

もう一つ。命宮に貪狼星が座す場合、官禄宮には必ず七殺星が入ります。

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どうしてそう言えるかと言えば、紫微星と武曲星と廉貞星、貪狼星と破軍星と七殺星は、それぞれ必ず三合の関係になるためです。

官禄宮に主星が入ると、仕事、特に組織体においてガッツが生まれます。組織の一員として、精一杯貢献する気持ちが湧いてくるので、仕事に関しての思いも強くなります

出世や昇給、権力などに意識が向かいやすいと言えるのが、紫府廉系です。

一方、機月系は、例えば命宮に天機星が座しても、官禄宮に太陰星が入ることもあれば、官禄宮が無正曜の場合もあります。

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もう一つ。命宮に太陽星が座す場合、官禄に太陰星が独座する場合もあれば、天梁星が独座する場合もあります。

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機月系の場合、必ず三合の配置になるような決まった法則がないのです。

機月系は、官禄宮に主星が入らないことが多々あるので、仕事に関してガッツがある人もいれば、仕事に関してマイペースな人もいたり、組織への帰属意識が希薄だったりします。因みに、紫府廉系で官禄宮に主星が入らない場合は、命宮位置が巳亥卯酉丑未の天相星だけです。

出世や昇給、権力などへの関心にムラがあったり、そもそもなかったり、希薄だったりあるのが、機月系と言えます。

紫府廉系は仕事へのガッツがありますから、仕事選びは、競争が激しかったり燃え上がれたりするものを選ぶと良いです。一方、機月系はマイペースであることが多いので、仕事選びの時は、のびのびとできる競争に左右されないものを選ぶことが大切でしょう。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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