以前に、虐めについてお話ししましたが、その時は、虐めをする子の特徴として通変不調和があると述べました。
財+食傷、官殺+印の形をしている子が虐めをしやすいということですが、今回は、虐めの質について話そうと思います。
結論から言うと、財+食傷と官殺+印とでは、虐めの質が異なります。
財+食傷の子がしやすい虐めというのは、「じゃれる」ような形になります。財も食傷も外へ意識を向かわせる通変であり、簡単に言えば、好奇心を強める組み合わせです。
もちろん、他人に対しての好奇心も強く、人と関われる隙さえあれば接触しようと試みるので、虐めの形は「じゃれる」ような形になりやすく、する側にすれば「遊んでいる」という感覚になります。軽々しい感じです。
一方、官殺+印の形は深刻さがあります。「排除する」という形になりやすいです。
官殺も印も自分の内側へ意識を向かわせる通変です。内側へ引き込む作用が働くので、ストレスを強く覚えます。まして官殺が強く作用する場合は、ストレスの度合いも大きく、常に自己の領域を侵されることを恐れるので、自己防衛作用が大きく働きます。
そのため、自分の領域を侵されかねない存在に対して「排除する」という形で虐めようとします。自己防衛作用が大きくなればなるほど、暴力暴言が激しくなります。重々しさがあります。
財+食傷は軽く、遊んでいるような感じで本気で虐めようとは思っていません。一方、官殺+印は、自己防衛に躍起になって暴力も本気になります。
後者に財が加わると、さらに過激になります。財が加わることで視野が広まり、自分と他者を比較して劣等感に苛まれやすくなるので、妬みやすく、また、自分の思い通りにしたい気持ちが加わるので、横暴さが増します。
虐めの質は、隣接する通変によって異なると考えます。官印の虐めは深刻さがあるので、注視する必要があります。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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