最近の傾向として、就職は地元が良いとか、大学進学も地元の大学が良いとか、そういう地元にこだわることが多いように思えます。
ですが、そんな地元にいるよりも、故郷を離れて遠い地で生活した方が良いという人もいます。命無正曜の人です。
命無正曜とは、紫微斗数命盤で、命宮に甲級主星が入らない人のことを指しますが、命無正曜の人は地元、特に親元にいると、開運しなくなります。
開運しなくなるというか、地元にいると自分らしさを知れないという感じです。命宮に主星がないと、どうしても自分のコアがないというか、アイデンティティを見出せないというか、自分がフワフワした感じになります。
そのため、命無正曜は、自分というのを見出しにくく、遷移宮にある主星の影響で、自分という存在を確立しようとします。
しかし、遷移宮は本来なら、地元以外での活動全体を看るところです。外へ出て初めてその作用が活きてきます。
そのため、命無正曜の人が、より自分らしくより充実した毎日を過ごすには、遷移宮が意味する外の世界で生活する必要があるのです。
命宮の干から遷移宮に、化禄、化権、化科が飛ぶなら、尚更です。例えば、命宮位が丁未で、遷移宮の癸丑に太陽星と太陰星が入るパターンなら、命宮の十干「丁」から遷移宮の太陰星に化禄が飛ぶので、外出や引っ越しを繰り返せば繰り返すほど、自分の生活が潤い、豊かになっていきます。
命無正曜の人は、積極的に外出すべきだと言えますね。最も理想的なのは、住み慣れたら引っ越すことですが、そう簡単に引っ越すことは難しいので、旅行を増やしたり、行ったことのない場所に出かけるなどした方が、人生が豊かになっていきます。
周りが地元に就職するから自分も地元が良いとか、周りに流されることを繰り返すと幸福感を得られなくなります。あと、家に篭ってゲームばかりも自分にとって幸福度を下げます。
特別な目的など無くても、命無正曜の人は外出を増やしましょう。以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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