カルマという言葉を知っている人は少なくないと思いますが、本当の意味を知っている人は少ないでしょう。
カルマ(Karman)とは、因果応報を伴う行動のことを指します。良い行いを為せば良い報いを得、悪い行いを為せば悪い報いを受ける。それがカルマです。
例えて言うなら、損得を捨て人情と義理で行動すれば、損得に左右されない揺るがない信頼を得られるということでしょうか。
カルマというのは、家系においても如実に表れていると言えます。
嘘をつき、他人に媚びて、自らの利得を優先事項にしてきた家系では、自己の利益を優先して要領よく動いてきたために、自己の利益を優先する縁ばかりが繋がって、嘘をつかれ、媚びられ、損を被ります。
損得で行動すれば、損得で帰ってくるということです。損得だけで簡単に人生が支配されます。
家系というのは不思議で、子の代も、孫の代も、その思想が受け継がれます。
損得で行動してきた家系では、親の代で作った欲が、子の代に欲で返され、家庭を壊す恐れがあります。親の作った借金を、子が負うことになるということです。
義理と人情を貫けば義理と人情で報われ、排他的な思想でいれば排他的な扱いで返されます。
子平の世界では、剋洩交加という形の八字があります。剋洩交加の人は、目先の利益では行動しないですが、両親の愛情に恵まれないとされています。
愛情に恵まれないというのは、両親の代まで続いた習慣に逆らう遺伝子を持っているということ。今まで続いてきたドロドロな悪習を絶つために生まれてくるのが、剋洩交加ということです。
目先の利益で行動しないというのは、それを象徴していると言えます。
損得で行動されているのが嫌なら、それは自分が損得で行動しているから損得で行動されているのであって、自分の行動を省みないと、その扱いは解決しないでしょう。生きづらさがあるのは、自分自身に理由があります。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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