2016年02月29日

教育とは、学校で学んだことをすべて忘れたその後に残っているものだ。

いつもお読みいただきありがとうございます。

タイトルにある文章は、アインシュタインの名言の一つです。彼の名言のいくつかは、僕にとって強く共感できるものがあり、それはその一つです。

教育とは、学校で学んだことをすべて忘れたその後に残っているものだ。」という名言は、四柱推命や紫微斗数に通ずる部分があります。

日本の学校で施される教育は、学問だけではなくて、他者との関わりや社会での振る舞い方など、社会生活上の習慣も教える場でもあります。

教育者はそれらすべてを学生に教えたくなるのですが、教え込んだところで、学生個々には心に響くものと響かないものがあるので、響かなければ結局は忘れ去られてしまいます。

学生に限らず、すべての人に言えることですが、響くものと響かないものに違いがあります。響くものと響かないものを選別する、その手段が自分の価値観です。

自分の価値観を決めるものは、四柱推命で言えば日干とそれに隣接する五行・通変、紫微斗数で言えば命宮に入る主星です。

例えば、印と食傷が隣接するなら、日本の学校ではよくある集団行動の徹底は全く響きません。マイペースで自由人なので、どれだけ教え込んでも、社会では役立たず忘れ去られてしまうのがオチです。

しかしながら、好きなことには誠心誠意、努力を惜しまないので、学校で自分の好きな授業や分野を見つけたら、それはずっと心に残り続けます。

どんなに教え込もうとしても、響かない人は必ずいるのです。

アインシュタインのこの名言と、四柱推命と紫微斗数が通ずると考える理由はそれです。

今も昔も、教育というものは、育てるというよりも管理するという感じがします。学生個々がポジティブに育つことよりも、世間体を気にしすぎて、管理されることがあたかも正義だという雰囲気が漂っています。

アインシュタインが残したこの名言は、教育は管理されるような受動的なものではなくて、結局は学生自身がポジティブに触れてきたものしか、身に付かないということでしょう。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 21:17| Comment(1) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

火は狭め、金は広げる。

いつもお読みいただきありがとうございます。

一つの前提から順序だてて多くのデータを考え出す演繹は、説得力や応用力に優れる反面、その前提に偏見があったり、その前提そのものが間違っていると、導いたものが台無しになる場合があります。

多くの経験やデータの中から一つを見出す帰納は、客観的な見解や分析を得意とする反面、見出した一つの事からはみ出したデータが存在したりするため、説得力に欠ける場合があります。

小山内式の子平では、演繹的な考え方を司るのが火で、帰納的な考え方を司るのが金ですが、ふと、火には狭める作用があり、金には広げる作用があると思いました。

演繹というのは、数学的な考え方で、例えば、鳥は空を飛ぶという公式から、ハトやカラスは鳥だから空を飛ぶという答えを導くように、公式ありきで考えるので、その公式の範疇から思考が漏れることがなく、数珠繋ぎのように考えが一方通行になります。

そのため、視野が狭くなり、自分の考えは絶対だと思い込むので、あらゆる可能性を狭めるということができます。

一方、帰納というのは、理科的な考え方で、ハトやカラスといった翼を持つ生き物は空を飛ぶという具合に、多くの実験や観察を基に一つの結果を導くので、様々な角度から物事を捉え、思考に余裕を持たせます。

様々な物事から共通項を導くので、その共通項からはみ出したデータがあることも多いですが、一方通行な考え方はせず、データを集めるのに様々な角度から考えるので、あらゆる可能性を広げます。

火には狭めるという作用があり、金には広げる作用があるというように考えるのは、それが理由です。

そう考えると、火は過去に強く、金は未来に強いと言えるのではないか?と思います。

公式というのは既に出来上がった過去の産物で、公式という過去に意識が向く火は過去に強く、様々な物事やデータを収集する金は、未来のまだ見ぬ物事に意識が向くので、未来に強いと言えます。

しかしそうは言っても、金はあっても火がない僕なので、上の示唆は説得力には欠けます。ただ、可能性はあります。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 02:49| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月25日

簡単な強弱の判定方法

いつもお読みいただきありがとうございます。

日干の強弱判定は最も難しいと言われていますが、結論から言うと、陽の官殺が隣接すれば、日干は弱です。

官殺の力量というのは比劫よりも強く、最も強める陽の比劫の幇があっても、陽の官殺の剋には勝てません。

そのため、陽の官殺の隣接があれば、有無を言わさず弱と言えるのです。

しかし、陽の官殺に陽の食傷が隣接すると、その限りではありません。

もう一つ。陽の財が2つ隣接しても、有無を言わさず弱です。

陽の財と陽の比劫は力量が同じで、陽の財が隣接するなら、陽の比劫が隣接しなければ日干はエネルギーを保てません。

したがって、陽の財が隣接して、陽の比劫がないなら、弱となります。

以上が、簡単な強弱判定の方法です。強弱を判断するには、まず陽の財と官殺があるかないかを見ると良いです。

基礎的なところなので、今回は書きました。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 22:34| Comment(6) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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