四柱推命は、その人の思考や行動特性などを非常によく捉えるのですが、如何せん、抽象の域を得ないです。
例えば、日干に官殺が隣接する場合、官殺は「苦痛を負ってまでやらないといけないと思わせる」通変で、簡単に言えば強迫観念をその人に抱かせます。
ですが、「何」に強迫観念を抱くのかは、四柱八字から読み取るのが難しいです。
僕は、その「何」を探るのに、紫微斗数を使っています。
先の官殺が隣接する場合においては、仮に、月干も日支も時干も全てが官殺であるなら、非常に強い強迫観念を抱いていると言えますが、その人の命盤の命宮に「破軍星」がいたら、その人は破壊と創立を繰り返すことに、強迫観念を抱いていると読むことができます。改革刷新を繰り返さなければならないと、そんな強い責任感を覚えていると言えます。
もう1つ例示すると、僕の時干には金の食傷がいますが、この金の持つ「分析力」や「観察力」がより如実に表れるのは、命宮の天機星に象徴される「学術」「技芸」となります。技芸や学術の世界でその分析力が発揮されるのです。
こんな感じで、僕は四柱推命と紫微斗数を組み合わせて、その人の有り様と変化を探っています。こうしたことで、より詳細に看ることができ、また、より的確に捉えることができました。より踏み込んだアドバイスができると期待しています。
何か初歩的な感じがしますが、以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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