いつもお読みいただきありがとうございます。
写真は我が家で飼っているハムスターです。ちょこちょこ動くのが、まあかわいいです。愛くるしい…。ですが、今回の記事とは全く無関係でございます。
さて本題です。四柱推命では、10年ごとにやってくる個人の変化や移ろいを指す「大運」という存在があるのは、周知の事実だと思いますが、今回は、大運に官殺がやってくる時期について話そうと思います。
大運に官殺が来ると、その人にとっては、重い岩を背負わされたような時期になります。何故なら、官殺は自分を意味する比劫を攻撃するからです。
例示すると、幼少期に官殺が来た場合、虐めを受けたり、厳しくしつけられるような事象を発現します。自己主張を抑圧する時期なので、学校では虐めの標的にされやすく、同級生から排斥するような暴力を受けたり、言葉で精神的に抑圧されたりします。また、家庭環境では、両親の都合によって厳しくしつけられたり、貧しい家庭で満足できない生活を強いられたりします。
八字に食傷があれば反撃に出て虐めを食い止めたり、厳しくしつけられてもしっかりした物言いで、両親に反論ができますが、元から官殺が隣接する八字だと、自分を追い込むばかりで、虐めが強烈になったり、両親の躾が虐待となって、最悪の場合、自殺したり殺害されるケースがあります。
財が隣接したり比劫が強い場合は、しっかり自分の責務を果たし、優等生になり得ます。良い評価を受け成績優秀です。しかし、一度標的にされると、特に財が隣接する場合は、空気を読んで自己を抑えることばかりになるので、相手の言いなりになります。虐める側に立つ可能性もあります。
もうひとつ例示すると、中年期に来れば何か試される可能性があります。財が隣接するなら、しっかり空気を読んで、自分のやるべきことに精進して、出世や栄転を期待できます。比劫ばかりで社会逃避気味ならば、しっかり社会と向き合える時期となります。しかし、元から官殺や印が隣接するなら、会社から理不尽な要求をされたり、ハラスメントを受けたり、社会との接点をシャットアウトしたりします。
大運に官殺が来ると、上記のように、その人にとって重い岩を背負わされたような、苦痛で抑え込んでしまう時期となります。基本的に辛い時期となります。
ただ、財や食傷が隣接して通変のバランスが良くなるなら、この時期はストレスを感じにくく、やるべきことに精進して、またひとつ人生のステージが上がります。外向き通変ばかりの人にとっては、自分を高めるために良好な時期と言えます。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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