2016年01月11日

火星・鈴星

いつもお読みいただきありがとうございます。

今回は、六殺星に分類される火星と鈴星について話そうと思います。

火星と鈴星は兄弟であります。双星とも甲級星で、両方に共通するのは「怒り」の性質です。

火星と鈴星を比べると、火星の方が明瞭に事象を発現します。火星の怒りは激発性があり、ちょっとしたことでもすぐに怒りを露にします。沸点が非常に低いのです。

例えば、人に注意する時では、すぐに怒りが表れ、執拗に責め立てたり心が傷つく言葉を発したりします。自分の気に食わないからといって、暴力をふるうことも平気で、暴力沙汰になりやすいと言えます。

一方、鈴星の方も怒りを覚えやすいと言えますが、火星ほどすぐに露にならないです。沸点が高く、怒りを覚えても静かな怒りと言えます。

例えば、火星で例示した場合では、怒りに任せた行動はとらず、傷つく言葉を発することはないです。暴力をふるうこともなく、火星と比べると暴力沙汰になりにくいと言えます。

ただ、沸点が高いと言っても怒りは覚えているので、怒り続けます。沸点が高いということは、高温を保つ時間が長いということで、一度怒りを覚えたら、ずっと怒り続けます。

火星は怒りをすぐに露にする反面、冷めやすく、鈴星は怒りを露にしない反面、冷めにくいと言えます。いずれにしても、どちらかが命宮に入れば、「怒り」が原因の問題を起こしやすいです。

ただ、火星と鈴星の輝度が良好ならば、この怒りが生産的になり、優れた決断力と果敢な行動となって、新規の挑戦、事業の推進、好機の獲得という事象に繋がり、人生を発展させるスパイスになります。怒りが元で環境を変えたいという気持ちが湧くので、推進力が付与されます。

特に、欲望の塊である貪狼星と同宮すれば、欲望を叶えるための行動力が旺盛になって、瞬く間に発展していきます。投機的なことで思わぬところから意外な財を得ることもあり、財に恵まれた人生を送れます。

本質は「怒り」ですが、怒りを生産的に扱えれば、成功者になれる性質を持ちます。命宮に持っている人は、生産的に扱えると良くなります。以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 18:33| Comment(0) | 紫微斗数 その他星曜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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