2016年01月03日

矛盾している

いつもお読みいただきありがとうございます。

四柱推命や紫微斗数に関するWebページ等を読んでいると、「中年以降から発展する」とか「大器晩成型」とか書いてあったりしますが、このような言葉は、僕は何か矛盾していると思います。

四柱推命と紫微斗数には、大運の存在があります。八字を看るにしろ命盤を看るにしろ、大運も考慮しなければ、その人のことを知ることはできません。

大運はその人の意識の変化を示します。どのような形の八字や命盤であれ、大運によっていつ活躍できるかは変わると思うのです。

例えば、命宮が丑宮で天同星と巨門星が同宮する場合ですが、この形の人は両星が失輝しているためか、優柔不断で猜疑心が強く、若年期は苦労が多くて中年以降に安定を掴めるとあります。

しかし、この形の人の大運の第二運は、武曲星と天相星が同宮する寅宮か、貪狼星が独主する子宮を巡ります。前者は武曲が得地で天相が廟、後者は貪狼が旺です。

両方とも悪くないですね。寅の方に巡ると尚良いです。寅宮に巡ると、武曲は真面目な性質を持ち、天相は奉仕の塊ですから、誠実な態度で事にあたり、進んでサービスしようとします。10代〜20代までは良好な運を巡ると言えます。星の輝度が良好ですから勤勉でよくできる子と見られ、評価も上々でしょう。生活は保たれます。対宮には破軍星がいるので、活発でエネルギッシュに動きます。

子宮に巡ると、欲望が旺盛になり、それが元で少々変動が起きそうですが、星の輝度が良好ですから、最悪になることはないです。むしろ、その欲望を満たすために果敢にアタックするでしょう。火星か鈴星が同宮すれば突如として発展し、意外な財を手に入れ、10代〜20代でいきなり成功する可能性が出てきます。

そう考えると、優柔不断で猜疑心が強いと言えど、若くして幸運を掴みとれる可能性はあると言えます。副星や乙級星等の影響はありますが、若い頃に苦労するということは少ないと言えます。

四柱推命も紫微斗数も大運を忘れてはいけませんね。この生まれだから恵まれないなどという一方通行の判断はしないようにしましょう。あらゆる要素を複合的に考察することが、自分を知るコツです。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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posted by K.Y. at 14:40| Comment(0) | 日々の所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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