2016年01月25日

殺破狼にこそ

いつもお読みいただきありがとうございます。

紫微斗数では、僕は今、大限七殺星をめぐっており、身辺が落ち着かず、まるで大嵐のような波風の激しい時期を絶賛経験中でしんどいのですが、ふと僕は思いました。

殺破狼(=七殺・破軍・貪狼)を命宮に持っている人にこそ、紫微斗数や四柱推命などの運命学を知ってほしいと。

殺破狼は、非常に個性が強烈で、特に破軍星と七殺星は、自分の意志だけを頼りに誰にも媚びず、勇猛果敢に自分の人生を開創していきます。貪狼星も自らの激しい欲望を叶えるために東奔西走する行動力があります

これらの性質は非常に優れた長所で、天同星や天機星などにはない奮闘し続けるその姿には、並々ならぬ力強さを感じますが、後先を考えず、勢いとその時の判断だけで行動する傾向が強いのは致命的な短所です。

計画性がないために、大きな成功を得やすいのもありますが、急転直下でドン底を這いつくばることが多いです。計画性がないということは、資金繰りが下手ということもでもあり、事業や生活が上向いていて好調な時期に散々使うことが多いです。しかし、不祥事や景気の影響を受けるなどのいざという時、お金がないことに気付き、慌てて借金をして事業や生活の維持を図ることが多く見受けられます。

借金をしても、収入が増加して事業や生活が上り調子になれば良いのですが、如何せん勢いと即断で決めますから、必ずしも世の中のニーズを巧く汲み取った活動ができるわけではありません。汲み取れなかった場合、借金が積もりに積もり、事業の破綻や破産を招き、最悪の場合、一家離散、住む場所を失いかねません

そのような、窮状を招く恐れがあるから、僕は殺破狼の人にこそ、運命学を知って、生活の指針にしてほしいと考えるのです。

そうは言っても、殺破狼の人は妙なところで自信家ですから、運命学のような目に見える形で証明できない学問には興味を抱きづらいでしょう。文昌曲が同宮加会したり、紫微星化科などと同宮加会した場合は別ですが。

それでも、運命学を知っておいて損はないと思います。例え殺破狼でも、天同星や天府星、太陰星などの財物の安定をもたらしてくれる星が行運にめぐりますから、そのうちに保険や預貯金をしておくと、いざ行運に再び殺破狼が訪れて、不安要素を持ち込まれても、その損害を抑えることができます。破産の憂いから遠退きます

僕の親戚に殺破狼の三合組合を命官財に持っている人がいますが、殺破狼の行運や星が失輝している行運では非情な大打撃を受けています。目先の利益に弱く欲望のままに行動しているので、いつも不安定ですが、その時は、まるでツケが回ってきたかのように非常に困窮しています。やはり、殺破狼にこそ、運命学に触れてリスクマネジメントやリスクヘッジをやっておく方が良いように思います。

あ、命宮が殺破狼ではなくても、人生には必ず殺破狼の行運が来ますから、来る前にその時期を知っておくのも損はないですよ。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2016年01月23日

オーダーVSカオス

いつもお読みいただきありがとうございます。

記事タイトルにあるオーダー(:order)とは、「秩序」のことを指します。形式の中にあてはめ、あらぬ方向へ転ばないよう統制することを意味します。

一方、カオス(:chaos)とは、「混沌」のことを指します。あれやこれや散乱している状態で、まとまりがない状況を意味します。

四柱推命で、秩序を司る五行はです。礼節を重んじます。一方、混沌を司る五行はです。脱秩序を望みます。

我々人間は、政治や法規の名の下に、秩序を作り統制することが恰も正義のように刷り込まれています。

しかし、秩序こそ正義と謳い、枠組みにはめ込もうとすればするほど、生きにくさを感じ面白さが失われるのは事実です。

五行の相関を見てみます。「火」は「水」に剋されます。消されるのです。

秩序は混沌に打ち勝つことが困難であることを意味しています。水の中では火は燃えることができません。

秩序を作り上げても、混沌が潰します。この相関は変わりません。「人類みな同じ」はあり得ず、「常識」という言葉は非常に脆いものです。

一つの枠組みの中で統制しようとする行動自体が、もはや脆く不完全です。万人に同じことをしても、万人が喜び、受け入れ、納得するはずがないのです。

我々人類は、本来は、カオスを望む生き物なのかもしれません

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2016年01月21日

四柱推命で大枠を、紫微斗数で詳細を

いつもお読みいただきありがとうございます。

四柱推命は、その人の思考や行動特性などを非常によく捉えるのですが、如何せん、抽象の域を得ないです。

例えば、日干に官殺が隣接する場合、官殺は「苦痛を負ってまでやらないといけないと思わせる」通変で、簡単に言えば強迫観念をその人に抱かせます。

ですが、「何」に強迫観念を抱くのかは、四柱八字から読み取るのが難しいです。

僕は、その「何」を探るのに、紫微斗数を使っています

先の官殺が隣接する場合においては、仮に、月干も日支も時干も全てが官殺であるなら、非常に強い強迫観念を抱いていると言えますが、その人の命盤の命宮に「破軍星」がいたら、その人は破壊と創立を繰り返すことに、強迫観念を抱いていると読むことができます。改革刷新を繰り返さなければならないと、そんな強い責任感を覚えていると言えます。

もう1つ例示すると、僕の時干には金の食傷がいますが、この金の持つ「分析力」や「観察力」がより如実に表れるのは、命宮の天機星に象徴される「学術」「技芸」となります。技芸や学術の世界でその分析力が発揮されるのです

こんな感じで、僕は四柱推命と紫微斗数を組み合わせて、その人の有り様と変化を探っています。こうしたことで、より詳細に看ることができ、また、より的確に捉えることができました。より踏み込んだアドバイスができると期待しています。

何か初歩的な感じがしますが、以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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