2015年12月26日

金について雑感

いつもお読みいただきありがとうございます。

五行の金は、やはり正義感が強いと思います。どのような形であれ、正しいと思うことは正しいと言い切れる度量があります。

良き形に動けば、私利私欲にまみれることなく、その正義を貫きます。例え、社会の在り方がどんな形だろうと、組織の在り方がどうであろうと、間違っていると思うことは間違っていると言い切ることができます。

日本では、未だに目上には服さねばならない空気が漂っていますが、そのような空気を断ち切ることができるのも、金にしかできないでしょう。水があればより顕著になるでしょうか。

社会がそうだからそうしないといけないということに疑問を抱くのも、金ではないかと思います。何の疑問も抱かれないままそれとなく築かれてしまった秩序に対して、疑念を抱き、修正し、整えるのも金にしかできないと言えます。

こうして正義を貫けるのは、物事を俯瞰的に捉えられる高度な観察力や分析力があるためだと言えます。そうでなければ、物事を主観的にしか捉えられず、悪いことには目を瞑り、良いことにしか目を向けなくなります。どんなことにも目を向けて、より正しいと言えることを世の中に見出すのが金なのでしょう。

では、金が不調であると、どんなことが言えるかというと、上記に示したことの真逆なことが起こります。不調とは、金が無かったり、金が火に剋され非力化していたり、金が多すぎたり、金が強すぎたりすることを言います

どのようにして作られたかもわからない世の中の枠組みや出来事に対して、金がない場合は、疑問を抱かず鵜呑みにしたり、金が多い場合は、裏の裏は表のように考えすぎて、結局は正しいと思い込んだりします。

私利私欲にまみれ、自己を棚にあげ、理不尽だと言えることにも平気であったり、また、その理不尽をほったらかしにして、後世に押し付けたりすることもあります。

金の比劫争財は、刑事犯罪に手を染める可能性が高いということがありますが、今までは、自己の快楽欲求のためだけに犯罪に手を染めると考えていました。ですが、中には、世の中の間違った認識や汚い出来事、理不尽な出来事に対して、これは間違っていると警鐘を打ち鳴らすために、やってしまう人も少なからずいるのではないかと考えるようにもなりました。

犯罪は有無を言わさずやってはならないですが、そのような警鐘を聞き入れ、世の中の枠組みを変えることも必要だと思います。周りがそうだから。社会がそうだから。そんな考えは捨てて、俯瞰的な視点で間違っていることには間違っていると言えることが理想的で大切ですね。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2015年12月24日

文曲・文昌

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いつもお読みいただきありがとうございます。

文曲と文昌。両方とも甲級副星で、才能面において非常に大きな才能をその人に与えます。

その文字を見ると、何となくイメージが湧きますが、文という文字を使うだけあって、文化系の才能に関与します。

命宮に入ると、その人は間違いなく文化系の才能を有することになります。また、遷移宮、財帛宮、官禄宮に入っても、文化系の才能を持つことになります。兄弟星ですから、父母宮と兄弟宮に文曲と文昌が1個ずつ入って、挟まれても、拱照といって、その才能を有します。

兄弟星ですから、両方が同宮すると並々ならぬ文化系の才能を持つことになります。丑宮と未宮で同宮します。子宮と寅宮、午宮と申宮で拱照位置、亥宮と卯宮、巳宮と酉宮で三合加会、辰宮と戌宮で対面位置になります。

文曲は水に属し、文昌は金に属します。曲の方は作曲や執筆などの創作系に優れ、昌の方は演技や演奏などの動作系に優れます。

化忌が同宮すると先延ばしにしたがるようです。破軍星と同宮すると、水難に遭遇する危険性が高くなるそうです。水遊びや船には近づかない方が良いでしょう。廉貞星や七殺星、ケイ羊星や陀羅星と同宮すると、嘘つきになるそうです。僕自身、チマチマ小さな嘘をついている実感があります……。巨門星と同宮すると、志を喪うそうです。挫折を頻繁に味わうようです。舵が風にとられるイメージです。どうやら僕は目標変更を頻繁に強いられるようです。

いずれにしても、文曲と文昌が命宮に入ったり、三合加会したりするなら、その才能を活かした方が豊かな人生になるのは、間違いないでしょう。仕事でも趣味でも活かさないともったいないと言えます。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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2015年12月19日

地劫・天空

いつもお読みいただきありがとうございます。

紫微斗数には、地劫という星と天空という星があります。両方とも乙級星です。

乙級星は基本的に、甲級主星、甲級副星と比べて、さほど人生に大きな影響を与えず、参考程度に考えるのですが、上に記した地劫星と天空星だけは多大な影響を与えます。甲級星ほどあるとされています。

地劫と天空は「虚空」を与えます。入っている宮に虚しさをもたらします。

例えば、田宅宮に入った場合、不動産関係や財産関係で問題を抱えるとなります。虚空をもたらすワケですから、不動産や財産などで満足できる結果を得られません。家を買っても暮らしていくうちに住みにくさを覚えたり、財産を得ても壊してしまったりします。

命宮に入ると、人生全体で感情と現実面に強烈な嵐を起こします。何しろずっと虚しさを覚えていますから、何をやっても満たされません。趣味を持っていても、心ゆくまで楽しめません。

ずっと居座り続ける虚しさを消そうと、衝動的に消費活動をすることもしばしばです。ぽっかり開いた心の穴を物質で満たそうとするのですね。しかし、何を買っても満たされないので、また買ってしまう、そのスパイラルのために金遣いが荒くなり、結果的に現実面に強烈な嵐を起こしてしまいます。

そのような性質があるために、精神面よりも現実面を重視する廉貞星や貪狼星、武曲星、破壊的な七殺星や破軍星などと同宮すると、借金まみれになったり、破産したり、人生そのものを失ってしまう可能性が高くなります。

しかし、地劫と天空は、虚しさを与えるのと同時に精神面を鋭くさせる性質があります。現実面を損なわせる代わりに精神面を充実させる余裕を与えてくれると考えると良いでしょう。

そのため、芸術家や音楽家、学者や各種クリエイターなどには、有益に働くとされます。

天機星を筆頭に、巨門星や太陰星などとの同宮は、さほど大きな悪さをもたらさないと考えられます。しかし、芸術文化学術創作系の分野に携わっていなければ、その限りではないでしょう。

とにもかくにも、命宮や身宮に地劫や天空が居座っているならば、精神面の充実を図る必要があると考えた方が良いと思います。流年や大限でめぐっても、その時期だけは精神面の充実を図る必要があるでしょう。

以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。

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