表裏というのは、大体なら誰にでもあるものですが、まるで別人ではないかくらいに表裏の激しい人がいます。
そんな感じの表裏の激しい人を、子平で自分なりに考えてみました。
結論でいえば、日干が土で財と印の隣接する八字ではないかと思っています。
日干が土に財は水にあたりますが、水は変容性を表し変化や自在といったことを呈します。
水があるので、思考が変化しやすく環境への順応が容易い性質を持つようになります。
一方で印は火にあたります。火は演繹、簡単にいえば、理論を発展させることを得意とします。
火があれば、理屈を道筋を立てて考えることができる人になります。
そして、土は、自分の行動に信念を持ち、自分の考え方を変えない意志の強さを呈するようになります。
しかしながら、この3つが揃うと思考が変化しやすいにも関わらず、どこか思考が固く頑固で融通が利かない厄介な性質になります。
また、財と印なので、財によって社会に従う社会性を見せているかと思えば、それは建前で、本当は印の持つ象意によって、持論にこだわって実は人の話を理解していない、なんてこともあります。
変化と頑固の両方を併せ持っていて、かつ社会性があるように見せて持論にこだわるので、とても離れた二面性を持って表裏の激しい性格になるのです。
言っていることが二転三転しているのに、自分のこだわりは一丁前に持ち続けるので、この八字の人は信用できないかもしれません。約束をする時はちょっと注意がいるでしょう。
以上で終わります。今回もご来訪いただきありがとうございました。
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